【開設5周年記念】Criteo AI Labラウンドテーブル・ミーティングを開催

更新日 2023年12月18日

フランス・パリ郊外にあるCriteo独自のAI研究施設・Criteo AI Labは、2023年で設立5周年を迎えました。これを記念してCriteo Japanでは去る11月28日、東京オフィスにて「Criteo AI Lab in Japan」を開催、在京のジャーナリストの皆様や広告業界の皆様をお招きしてラウンドテーブル・ミーティングを行いました。

今回のラウンドテーブルにあわせて、Criteo AI Lab 所長で Criteo バイスプレジデントのロマン・ルラルと、Criteo CTO(最高技術責任者)のディアミド・ギルが来日。ラウンドテーブルではCRITEO株式会社パートナーシップ戦略責任者の池田智幸とともに Criteo の取り組みや最新の調査結果について説明させていただきました。

ラウンドテーブルの様子

Criteo CTOのディアミド・ギル(左)とCriteo AI Lab所長のロマン・ルラル

ラウンドテーブルは第1部 Criteo AI Labについて、第2部デジタル広告における日本のマーケターのAI活用とその影響に関する意識調査について、の2部構成で行われました。

第1部 そもそもCriteo AI ラボとは?

第1部ではCriteo AI Lab所長のロマンがスピーカーとして登壇し、ラボの概要やCriteoソリューションにおけるAI活用の状況について説明しました。

【Criteo AI Lab】
設立:2018年
場所:フランス・パリ郊外
設立目的:デジタル広告における機械学習技術の構築、実験、大規模導入に特化した研究開発
在籍エンジニア数:150名

Criteo AI Labでは主に、ML(Machine Learning)エンジニアリングとMLリサーチの2領域での研究を行っています。

1. MLエンジニアリング領域で取り組んでいる研究課題の例
  • 表現学習を使用したレコメンデーションの向上
  • すべてのパートナーを対象としたユニバーサルなカタログの構築
  • バナーから不適切な製品をブラックリスト化
  • モデルの組み合わせと高度な特徴エンジニアリング
2. MLリサーチ領域で取り組んでいる研究課題の例
  • クリック予測
  •  レコメンダーシステム
  • オークション理論
  • オフラインテスト/メトリクス

ラボからは、ディープラーニングやゲーム理論、大規模言語モデル、プライバシー保護などについての研究論文を発表しており、その高度な研究結果は随時 Criteo のソリューション開発に反映されています。ロマンはその活用法の一例として生成AIを活用したボットメディアやカスタマーサポート・アシストなどの概要を解説、「今後も Criteo AI Labでは、明日の Criteo ソリューションを支える優れたAIを構築していきます」と述べ、スピーチを締めくくりました。

第2部 デジタル広告業界における日本のマーケターのAI活用とその影響に関する意識調査

続く第2部では、CRITEO株式会社が今年10月に日本企業でデジタル広告業務に関与するビジネスマン500人以上を対象とした「デジタル広告業界における日本のマーケターのAI活用とその影響に関する意識調査(※)」の結果について、CRITEO株式会社のパートナーシップ戦略責任者の池田とCTOのディミアドが解説しました。

※本調査の概要について詳しくはCriteoのプレスリリースでご確認ください。

【調査結果の概要】

生成AIについて:回答者の7割が勤務先で「生成AI導入が進行中」と回答

Q. EUのAI規制案が及ぼす業務への影響について、どのように認識しているか?
約87%が「注視している」(「とても注視している」33.4%、「ある程度注視している」53.6%)

Q. インターネット広告に関する業務で生成AIの導入はどの程度進んでいるか?
7割が「生成AI導入が進行中」と回答。9割以上が生成AIに対して前向きな意向があることがわかる結果に。一方で5割は「さらなる議論が必要な段階」と回答している。

Q. 勤務先でインターネット広告配信に関する業務で、どのような生成AIの活用が業務に活かせると考えているか?
「テキスト生成」、「画像生成」の活用を7割が期待。「音声生成は」5割にとどまった。

サードパーティークッキー廃止について:回答者の9割が「AI活用を重要と感じている」と回答

Q. 2024年にサードパーティークッキーが廃止されますが、対応に困っているか?
約66%が「サードパーティークッキー廃止後の対応に困惑」(「とても困っている」14.2%、「どちらかというと困っている」51.8%)と回答。

Q. 2024年のサードパーティ―クッキー廃止後、ターゲティングやトラッキングにおいてAIの活用はより重要になってくると思うか?
⇒「サードパーティークッキー廃止後の対応に困っている」と回答した人のうち9割が「サードパーティークッキー廃止後のAI活用を重要と感じている」と回答

本調査の結果を受けてディアミドは
「AI は私たち Criteo の DNA の一部であり、当社の全従業員の三割近くの人員を占めるR&Dチーム並びに今年設立5周年を迎えたAI Labを中核に、創立から今日に至るまでずっとAIを活用したソリューションを強化し続けながら、クライアントの広告キャンペーンを有意義なものにすべく尽力しています。Criteo は今後も技術開発への投資を惜しまず、この分野でのイノベーションに継続的に取り組んで参ります」
と述べ、ミーティングを締めくくりました。

今後もCriteo AI Labの研究成果に、ぜひご期待ください。