チャネル別に解説!2020年のデジタルマーケティング戦略ガイド(後編)

 

Criteoでは世界のトップマーケター約900名に今年のマーケティング予算配分についてアンケートを実施。その結果からマーケターが重視している9チャネルをピックアップしました。前編では、9チャネルのうち「有料ディスプレイ広告」、「ソーシャルメディアマーケテイング」、「従来のマーケティング」、「Eメールマーケティング」、「コンテンツマーケティング」の5つをご紹介しましたが、後半では残る4チャネル「SEO」、「有料検索広告」、「ランディングページ/ウェブサイト」、「アフィリエイトマーケティング」で成功を納めるためのポイントについて解説します。

6.SEO~「BERT」への最適化が必須

Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)=SEOは、あらゆるマーケティング戦略の成功の鍵を握っています。理由はズバリ、SEOには収益を高める効果があるからです。検索エンジンに最適化されたWebサイトとコンテンツ戦略を駆使すれば、企業やブランドは検索結果の表示順位を上げることができるため、結果として高品質なトラフィックを多く獲得して、その他のマーケティング戦略の活性化を後押しできるようになります。Webサイトを検索エンジンに最適化するには、タグやコンテンツ、構成に変更を加え、サイトや各ページの内容を検索エンジンに明示しなくてはなりません。検索クエリに対して自社のWebサイトのページが最適であることを検索エンジンに認識させ、検索結果の上位に表示される対策をとっておきましょう。

SEO対策をする上で、2020年に注目すべきは「BERT」です。BERTは2019年の秋に行われたGoogleアルゴリズムのアップデートのことで、BERTにより、Google検索では検索クエリの意図に対する理解力が向上し、検索語の文脈やニュアンスに対する自然言語処理機能が改善されました。

BERTの恩恵を受けるためには、サイト上のコンテンツを「ユーザーにフォーカスしたもの」、つまりユーザーが本当に必要とする情報を提供するものに改善する必要があります。まずは、営業担当者やカスタマーサポート担当者とも協議し、御社の顧客のショッピングジャーニーにおける課題やニーズを洗い出すことから始めましょう。そして、その課題を解決し、顧客のニーズに応えるべく、コンテンツの刷新・改善を行ってください。そうするとBERTによってより高精度になったGoogle検索でも、御社のコンテンツが上位に表示される可能性が高くなるでしょう。

7.有料検索広告~Googleレスポンシブル検索広告に注目

Criteoが全世界のマーケターを対象に行ったアンケートでは、2020年の予算配分のうち9%が有料検索広告に費やされる予定であることがわかりました。ある調査では2020年、世界の有料検索広告への支出は前年に比べて9%増え、1,359億ドルに達するだろうと予想されています。この分野では長くGoogleが一人勝ちを続けており、2016年~2019年の検索広告による収益の約80%を占めるまでに至っていますが、ここにきてAmazonがそのシェアを奪いつつあります。

2020年、有料検索広告関連で注目すべきはGoogleが2019年にリリースしたGoogleレスポンシブル検索広告です。レスポンシブル検索広告は広告見出しや説明文を自動的に組み合わせて、各ユーザーの検索クエリに応じた最も関連性の高い広告を表示する仕組み。デバイスの幅に合わせて広告が生成されるので、スペースを最大限に活用できます。広告見出しと説明文を複数入力すれば、検索語句の一致率が高まり、結果としてオークションでの入札率が高まるので、より多くの見込み客にアプローチできることになります。より効果的な有料検索広告の一環として検討して見る価値はあると言えるでしょう。

8.ランディングページ/ウェブサイト

~パーソナライゼーションかつインタラクティブなページ構成に

Webサイトのメンテナンスを怠っていませんか?ウェブサイトは公開して放置しておくだけでは、何の役にも立たなくなります。

サイト訪問者についての理解を深めつつ、ユーザー体験を継続的に調整し、Webサイトのパフォーマンスを最大限に引き上げる努力を続けないと、Webサイトからの収益は期待できません。デマンドジェネレーション(需要創出)の手法を採用する、商品詳細ページを改善する、キャンペーン用のランディングページを構築するなど、あらゆる手を尽くして、ウェブサイトの最適化を図りましょう。特に企業やブランドの「顔」とも言える、ランディングページのメンテナンスは非常に重要です。思わずクリックしたくなるような、高品質な動画や画像を駆使しつつも、ページ全体のデザインはシンプルにするのがベスト。伝えたいメッセージを明確に伝えられるよう、テキストの文字数と使用する色の種類は最小限に留め、画面を下にスクロールせずとも、ひと目で必要な情報が目に入るように設計しましょう。

ここ最近、高く評価されているランディングページに共通するのは、「シンプル」、「パーソナライゼーション」、「インタラクティブ」の3要素です。たとえば、Airbnbのウェブサイトは、ランディングページに収益の見込額を明示することによって訪問者の興味関心をぐっと惹きつけることに成功しています。

9.アフィリエイトマーケティング

~インフルエンサーは「いいね!」ではなくフォロワーの数に着目

Big Commerceが行った調査によると、世界のブランドの81%、パブリッシャーの84%がアフィリエイトマーケティングを行っており、広告予算全体の9%がアフィリエイトマーケティングに費やされています。もっともシンプルな方法のアフィリエイトマーケティングは、自社商品のマーケティングのために、他のだれか(=アフィリエイト)に手数料を支払うというもので、自社商品やサービスに興味を持ちそうなフォロワーのいるブロガーやインフルエンサーを使う例が一般的です。特に最近は企業からの直接的なメッセージよりも、身近な友人や知人、フォローしているSNS上の有名人の口コミに共感して商品やサービスを選ぶ人が増えているため、今後もインフルエンサーを使ったマーケティングは成長を続けるだろうと言われています。

しかし、今後は自社のブランドにふさわしいインフルエンサーを発見するのが、これまでより難しくなりそうです。というのも、Instagramがカナダやイタリア、日本などで各投稿に付いた「いいね」の数を非表示にするようになっているからです。一見、どの投稿が「いいね」の数を集めているのかがわからないため、誰が「インフルエンサー」なのかも、わかりづらくなっているのです。したがって、今後はフォロワーの数の多さが、インフルエンサーを見極める際の指標となるでしょう。

以上、9つのマーケティングチャネルについて注目すべきポイントをまとめてみました。この9つを見るだけでも、2020年のデジタルマーケティング業界でいかに多くの変化が予想されているのかが、わかります。特にSEOや有料検索広告では、これまでどおりの手法では思うような効果が得られなくなる可能性が指摘されています。どんな変化にも柔軟に対応できるようにするためには、優れた外部パートナーの活用が欠かせません。

最新の情報と高度なテクノロジー、そして丁寧なコンサルティング力を兼ね備えたCriteoを、ぜひマーケティングパートナーとしてご活用ください。

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