最適なテクノロジーとリターゲティングパートナーの選び方

更新日 2020年07月30日

マーケターの皆様からCriteoの社員に最も多く寄せられる質問、それは、「リターゲティングソリューションのパートナーとして、Criteoの他社との差別化ポイントはどこにあるのか?」という質問です。マーケターは常に、ビジネスの効率性の向上と最重要課題の解決をサポートしてくれるパートナーを探しているのですから、これは当然のことと言えるでしょう。もっとも、マーケターの多くは、リターゲティングパートナーに求めるべき機能や特性について、例えば、明瞭な価格設定やワン・ツー・ワンのパーソナライゼーション、カスタマイズ可能なターゲティング手法などについて、何らかのアドバイスを受けた経験を持っているはずです。確かに、それらがリターゲティングパートナーに求めるべき重要な要素であることは間違いありません。しかし、実はこのほかにも、見逃しがちなポイントがいくつかあるのです。パートナーを選ぶ際には、以下に紹介する資質や能力を備えているか否かをしっかりと見極めた上で、より戦略的に選考を進めていく必要があります。

 

・ビジネスニーズに応じて、臨機応変にサポートを提供できる

マーケターなら誰でも複数のビジネスニーズや課題を抱えています。どのアプローチが功を奏し、どのアプローチが失敗に終わるのかを見極め、自社のマーケティング戦略の欠陥を認識するのもマーケターの仕事です。それだけに、ビジネスニーズに応じて臨機応変にサポートを提供できるパートナーを見つけられるか否かは、マーケターにとって、将来の成功を左右する重要な課題だと言えるでしょう。

例えば、「カスタマージャーニーを断片的にしか捉えられていないこと」が目下の優先課題の1つだとします。この場合、消費者が利用する全デバイスにまたがって購買行動や購買傾向を正確に把握するソリューションを提供できないとすれば、あなたのパートナーは最適なリターゲティングパートナーではないのかもしれません。

・コンバージョン率の改善のみに固執しない

たしかに、コンバージョン率の改善は重要です。しかし、マーケティングチームのゴールはそれだけではないはずです。リターゲティングキャンペーンの策定や管理に多くの貴重な時間とリソースを費やしているにもかかわらず、重要なキャンペーンを展開しても、数あるビジネスゴールのうちの1つしか達成できないパートナーを選ぶのは得策とは言えません。買い物客の心をつかんで顧客に転換し、リエンゲージできるパートナーを選ぶべきです。

・費用対効果と販売数の両方を向上させる

費用対効果、または販売数のいずれかを向上できるリターゲティングパートナーは数多く存在します。しかし、広告投資利益率(ROAS)で見た時に、1円の広告費に対して10円の売上を得られたとしても、販売数が1個だけだったらどうでしょう? 反対に、販売数が100個でも、広告費が売上を上回っていたらどうでしょうか?意味がないですよね

優れたリターゲティングパートナーは、データとテクノロジーを駆使して、費用対効果と販売数の両方を向上させます。また、彼らは広告投資の妥当性の裏付けをサポートし、投資をさらに拡大してビジネスを成長させるための戦略策定もサポートしてくれます。

・プラス効果をもたらす顧客体験の提供

顧客が関心を持っていない商品の広告を繰り返し提示するようなリターゲティングパートナーは、利益をもたらすどころか、むしろ害になります。一方、優れたリターゲティングパートナーは、顧客が期待どおりにパーソナライズされた体験の提供をサポートしてくれます。

マーケターは、デバイスを横断して、ショッピングジャーニーのあらゆる過程で消費者を理解し、パーソナライズされたメッセージを送り、購入へと導くことのできるリターゲティングパートナーを探す必要があります。常にプラス効果をもたらす顧客体験の提供をサポートしてくれるパートナーがいれば、ビジネスゴールの達成にまた一歩近づくことができるでしょう。

優れたリターゲティングパートナーは、データとテクノロジーを駆使して、費用対効果と販売数の両方を向上させます。

・自動化と管理タスクのバランスをとる

優れたリターゲティングパートナーは、マーケターだけでは手に負えない課題を解決するためのテクノロジーを有しています。たとえば、個々の買い物客が「いつ、どこでブランドとエンゲージするかをリアルタイムで予測し、購入に繋げるためのメッセージを配信する」といったプロセスは、機械学習に任せることができます。そうすれば、マーケターはテクノロジーでは処理できないタスク、例えばマーケティング戦略全体の管理などにより多くの時間と労力を費やすことができるよういなります。自動化と管理のバランスは、チャネルによってもパートナーによっても異なりますが、いずれの場合においても投資を最大化できるかどうかがポイントです。

・適切なレベルのサービスを提供する

自分のチームを熟知するマーケターは、チームに与えられた時間やチームに備わっている専門知識のレベルをよく把握しているものです。優れたリターゲティングパートナーなら、マーケターがキャンペーンを成功に導くために必要かつ最適なサービスを提供することが可能です。もしも、リソースが不足している中でマーケターがセルフサービス的なソリューションを選択すれば、パフォーマンスが低下し、長期的にはコストの増大に繋がってしまうでしょう。

コストを検討する際には、投資に対してどのようなレベルのサービスが受けられるのか、アカウント管理に最低料金や手数料は設定されているのかといったことも、考慮する必要があります。

自社のニーズにマッチした最適なリターゲティングパートナーを探し出すのは、容易なことではありません。しかし、予算内で最大限のパフォーマンスを達成し、収益拡大を目指す上で、これは極めて重要な課題です。では、Criteoのサービスの差別化ポイントはどこにあるのでしょうか? これまで多くのマーケターから寄せられたこの質問に、ここでお答えしましょう。

  • Criteoは、買い物客に関する世界最大規模のデータセットを有しています。これをもとに買い物客への理解を深め、彼らがいつ、どこで顧客に転換するかをリアルタイムかつ正確に予測して、お客様の掲げるマーケティングゴールに合わせて最適なサポートをご提供します。
  • Criteoのパワフルな機械学習テクノロジーは、3,500万件/日に及ぶオンラインショッピングと閲覧のデータをもとに、パフォーマンスの最大化とグローバル規模でのリーチ拡大を実現します。
  • Criteoはコンバージョン率の改善だけを目的としていません。ショッピングジャーニー全体をカバーできる多彩なソリューションを提供することによって、お客様が買い物客の心をつかみ、彼らを顧客に転換し、リエンゲージメントできるようにサポートします。

これらの事実を裏付けるのが、Criteoが誇る90%という高い顧客維持率、そして小売業者・ブランド・パブリッシャーによって形づくられ、常に成長し続ける大規模なエコシステムです。消費者とコマース市場が急速かつ劇的に変化し続ける中、最適なパートナー選びはビジネスゴールの達成にますます不可欠となっていくでしょう。

「他のリターゲティングパートナーよりも優れている点はどこか?」という質問も確かに重要ですが、上記を考慮すれば、パートナーとしてどの企業を選ぶべきか、より戦略的かつ適切に判断することができるはずです。