コンバージョン6.5倍を達成。カカクコム「求人ボックス」、現場負荷ほぼゼロで成果最大化を実現

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課題

急成長に伴う広告運用のジレンマ

株式会社カカクコムが運営する求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」は、月間2,000万件以上の求人情報を掲載、月間1,200万人以上のユーザーに利用される急成長中のサービスです(2025年9月時点)。特に近年は求人情報の量と質をさらに充実させたことにより、売上は前年比167%*と伸長し、同社の事業ポートフォリオにおける第三の柱として確立しつつあります。

一方で、事業拡大に伴い広告運用面では新たな課題が浮上しました。従来の主要媒体では一定の獲得効率は確保できるものの、事業が求める成長ペースに合わせたさらなる配信拡大を行うことによるCPA上昇が課題となっていました。つまり、広告予算を増やして配信量を拡大すると効率が落ち、効率を維持しようとすると配信規模を拡大できないというジレンマに直面していたのです。

こうした状況を踏まえ、AIによる自動最適化と多様なオーディエンスへの効率的な配信を実現できるCriteoのさらなる活用が検討されました。Criteoのソリューションは、限られた運用リソースで配信規模を拡大しつつCPAやROIを最適化できる点で、求人ボックスの成長戦略に合致すると判断されたのです。

求人ボックス マーケティングチームの小塚優季氏は、導入の背景を次のように説明しています。

「求人ボックスの成長スピードに合わせて広告配信量を増やす必要がありました。その際、効率を維持しつつ配信量を拡大できるプラットフォームは限られており、予算を託せる信頼性の高いチャネルとしてCriteoを選びました」

*カカクコムIR資料 2026年3月期 第2四半期 決算説明資料から引用

解決策

データ強化・オーディエンス開拓・タグ再設計によるCV6.5倍の実現

Criteo導入後、求人ボックスではAIによる広告最適化を最大限に活かすため、単なる広告配信ではなく、「AIが学習しやすい環境づくり」として、以下の3点に注力しました。従来の運用では、配信結果の改善は主に運用担当者の手動調整に依存していましたが、AIが自動で最適化できる基盤を整えることで、限られた運用リソースでも大きな成果を上げることを狙いました。

  1. 求人データのフィード強化
    AIが広告配信を最適化するには、学習できるデータ量が重要です。求人ボックスでは、従来の数十万件規模だったフィードデータを数百万件に拡大し、AIが学習する情報の質と量を大幅に向上させました。これにより、広告配信の精度が向上し、より関連性の高いユーザーへの表示が可能となりました。また、職種や勤務地など詳細条件の情報も正確にAIに伝わるよう整備され、ターゲティング精度の改善にもつながりました。
  2. オーディエンスのテストによる新規層開拓
    従来はリターゲティングが中心でしたが、Criteoの多様なオーディエンス機能を活用し、非リターゲティング層も含めて徹底的にテストを実施。結果、配信全体の約3分の2を非リターゲティング層が占める構成に更新でき、新規ユーザー獲得の幅が大きく広がりました。これにより、従来届きにくかった潜在層への訴求が可能となり、サービスの成長を加速させる基盤を構築できました。
  3. タグ設計の全面見直し
    広告最適化の精度は、ユーザー行動データの正確な取得に依存します。求人ボックスでは、配信最適化の基盤となるタグがきちんとワークする構造に修正。階層やデバイスの判別を随時正確にCriteoと連携することで、AIが学習できる環境を整備し、本来の配信ポテンシャルを発揮することができるようになりました。

これらの施策の結果、コンバージョン数は前年比6.5倍に達し、効率を維持しながら大幅な獲得増加を実現。求人ボックスの成長戦略を力強く後押しする成果となりました。

「Criteoを導入した一番の理由は、効率を維持しながら配信量を増やせる点です。 非リターゲティング層も含めてテストを重ねた結果、配信の3分の2が新規層になり、獲得の幅も広がりました。AIが自動で最適化してくれるおかげで、手間をかけずに大きな成果を出すことができ、とても満足しています。今後もCriteoと一緒に配信の最適化にチャレンジし、さらに成果を伸ばしていきたいと思っています」
株式会社カカクコム
求人ボックス マーケティングチーム 小塚優季氏