5年前に CMO として Criteo に入社して以来、私は常にアドテク業界が直面する複雑な課題の解決に取り組むチームの情熱とコミットメントから刺激を受けてきました。これはただ課題の解決が難しいからということではなく、その課題解決が、お客様、ひいてはエコシステム全体に真の価値をもたらすからです。
またこの数年間、世界中のお客様から直接声を聞く機会を得る中で、一つ明らかになったことがあります。それは、お客様が、消費者のショッピングジャーニーにおけるタッチポイントすべてを結び付けることができるパートナーを必要としているということ。Criteo はそのニーズに応えるためにビジネスを拡大してきましたが、ブランドメッセージという点ではその志を十分に反映できてはいませんでした。
2021年、Criteo は「The Future is Wide Open – 未来は大きく開かれている」というタグラインを発表し、よりオープンでつながりをもったコマース・エコシステム、とりわけオープンインターネットにおける取り組みを強化する決意を表明しました。しかし広告をとりまく状況は劇的に変化し、AI の台頭により、消費者の買いものの方法も、各企業が消費者にリーチする方法も、根本から変革しています。
これに伴い、Criteo も変化を受け入れるステージへと進んでいきます。私たちの新たなブランドビジョンは、進化と未来を象徴しています。AI を活用して、あらゆる瞬間を買い物が可能で、つながりがあり、より意味のあるものにする。これが私たちの目指す未来です。この進化は新たなタグラインを軸に強化されたブランドポジショニングに反映されており、次の動画で皆さまにご紹介できることを大変嬉しく思います。
For the love of commerce
なぜこのフレーズなのか。言葉には大きな役割があると感じているからです。この新しいタグラインは、お客様、パートナー、そして AI 主導の未来のコマースに対する当社の深いコミットメントを体現しています。これは、お客様の成功を支援するにあたって、パフォーマンスの向上やリテールメディアの収益化を推進するだけでなく、コマースをより良いもの、よりスマートで、よりつながりを感じられるものにすることを目指す、当社の情熱と健全なこだわりを反映しています。
タグラインの刷新には、消費者の期待に応えられないことも多いオンラインショッピング体験のギャップをうめる意図も含まれています。Criteo が最近行ったグローバル調査によると、消費者の76%が「オンラインショッピングにはサプライズや喜びが足りない」と回答しており、機能性ばかりが重視され、インスピレーションに欠け、断片化されているという声が聞かれました。この状況をチャンスと捉えましょう。Criteo なら独自の方法で解決できるのです。新たな戦略のタグラインのもと、お客様が、機能性に加え、より魅力的で価値のあるコマース体験を創造するサポートに注力していきます。
「コマースメディア」から「コマース・エブリウェア」へ
現在のコマース体験は、AI による変革の影響を強く受けています。ショッピングに使うツールから、発見した商品のそばで目にするクリエイティブまで、あらゆる要素が AI によって形作られます。この20年間、Criteo はコマース・エコシステムを構築する上で中心的な役割を担ってきました。今後はここに AI を活用したコマース体験をさらに進化させ、改善していくという大きな責任が加わるでしょう。
コマースは今や、常に稼働し、相互接続されたエコシステムであり、もはやサイロや単一のチャネルに限定されることはありません。コマースや広告で成功する戦略を構築するには、リテールとメディア、ブランドとパフォーマンス、発見とコンバージョンを統合する力にかかっています。これは、オープンインターネット、リテーラーサイト、そしてソーシャルメディアなど、場所に関わらず展開される必要があります。
そのために Criteo は、よりつながりやすく、効果的なデジタルコマースの未来を築くために進化を続けています。また、世界的な規模、コマースデータへの独自のアクセス、高度な統合力と AI を駆使する当社の強みを鑑みると、お客様のフルファネル、そしてすべてのチャネルにおける成果を最大化する上で、Criteo の右に出る者はいません
Criteo らしさでコマースを促進
Criteo は20年にわたり、AI を基盤とした体験の向上に注力してきました。映画のレコメンドエンジンから始まった当社は、いまやリターゲティングの先駆者であり、さらにはリテールメディアのリーダーとして、AI とデータを組み合わせることで関連性を高め、価値を提供し続けてきました。現在、当社はファネルの上流にサービスを拡大し、CTV やソーシャルメディアなどのチャネルに範囲を広げ、さらに革新的な広告フォーマットも提供することで、消費者がオンラインショッピングの楽しさを取り戻せるよう尽力しています。
For the love of commerce は単なるタグラインではなく、私たちが何者であり、どこへ向かうのかを示す宣言です。このタグラインを胸に、Criteo は、ブランドやリテーラー、消費者、そして業界全体のために今後も進化を続け、コマースの課題解決に努め、コマースを全ての活動の中心に据え続けることをお約束します。
新たな章の始まり
Criteo ブランドの新たな章の幕開けを“For the love of commerce”というタグラインとともに皆さんにお知らせできることを大変嬉しく思います。
これは始まりにすぎません。この新しいタグラインは、ロンドン、ニューヨーク、東京の主要な業界イベント周辺での屋外広告、そして当社のすべてのデジタルチャネルを通して発信します。今後の展開に期待を寄せつつ、当社の野心を反映したブランディングをもって、引き続きコマースの成果を提供し続けることを誇りに思います。




