去る10月22日から24日の3日間、東京・六本木ミッドタウンおよびザ・リッツ・カールトン東京にて、日本最大級のマーケティングカンファレンス「ad:tech tokyo 2025」が開催されました。今年も国内外のマーケティングリーダーやテクノロジー企業が一堂に会し、デジタル広告とコマースの未来について活発な議論が交わされました。
AIが導く新しい購買体験「エージェンティック・コマース」
キーノートスピーチには、Criteoの最高技術責任者(CTO)Diarmuid Gillが登壇。「エージェンティック・コマースが導く、新しい購買体験とは?」をテーマに、AIがもたらすショッピング体験の進化について語りました。
Gillは冒頭で「次世代のAIは、あらゆるソフトウェア分野とビジネスを再構築する」と述べ、AIの普及スピードが過去のどの技術革新よりも速いことを示し、消費者一人ひとりに寄り添う「エージェント型AI」が今後のコマースを大きく変えていくことを強調しました。
「近い将来、私たちは“自分専用のショッピングエージェント”を持つようになるでしょう。AIが私たちの好みや目的を理解し、最適な商品を見つけ、購入までサポートするのです。」

続いてGillは、Criteoが注目する「エージェンティック・コマース」の進化を軸に、AIがどのように消費者とブランドの関係を再定義するかを解説、Criteoが導入を進めるMCP(Model-Context-Protocols)という新しい仕組みを紹介しました。これは、ブランドやリテーラー、パブリッシャーなど異なるAIシステムをつなぎ、相互に理解し合うための共通言語のようなもので、これにより「AI同士が連携しながら最適な購買体験を提供できる未来」が実現します。
さらに、Criteoが行った最新調査では、日本の消費者の約70%が商品リサーチに検索エンジンを使い続けながらも、生成AIの提案も受け入れている人も多数という結果を紹介。生成AIの提案を参考にする人が増える一方で、最終判断は自分で行いたいという傾向も見られました。Gillはこのデータを踏まえ、「AIに完全に任せるのではなく、人間の判断を尊重しながら購買を進めたいという意識が、今後のAI設計にとって重要になる」と指摘しました。
Criteoが目指すのは、AIを単なる効率化ツールではなく、「信頼と楽しさを両立させるコマース体験を支えるパートナー」として育てていくこと。講演の締めくくりでは、環境負荷を抑えながらAIのパフォーマンスを高めるCriteoの取り組みも紹介し、「持続可能で人に寄り添うテクノロジーの実現を目指す、Criteoの姿勢」を示しました。
カフェスタイルのブースで

展示会場では、Criteoはカフェスタイルのブースを出展。ご来場の皆さまにコーヒーとクッキーをお楽しみいただいたほか、ご希望のお客さまにはCriteoの最新ソリューションやAI技術についてご紹介しました。
また、名刺交換をしていただいた方には、「お菓子詰め放題」をお楽しみいただきました。ブースは終日、笑顔と活気にあふれていました。

新タグライン「For the love of commerce」の動画を放映
さらに、会場となった東京ミッドタウン内の各所にCriteoの新しいタグライン「For the love of commerce」を紹介する映像を上映。Criteoがこれまで培ってきたコマース領域への情熱と、テクノロジーへの深い愛情を象徴するメッセージを広く皆さまに知っていただく機会とすることができました。

ad:tech tokyo 2025のCriteoブース、そしてキーノートセッションにお越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
Criteoはこれからも「For the love of commerce」の精神のもと、テクノロジーの力でより豊かな購買体験を創造し、皆さまと共にコマースの未来を育んでまいります。これからのCriteoにどうぞご期待ください。

Criteoのサービスにご興味をお持ちの方は、お気軽にCriteoまでお問い合わせください。担当者より折り返しご連絡を差し上げます。



