インターネット上のオープンな広告プラットフォームを提供するCriteo(クリテオ、本社:フランス、以下Criteo)は、アジア太平洋地域(APAC)の最高責任者として、本日付でケネス・パオ(Kenneth Pao)をエグゼクティブ・マネージング・ディレクターに任命しました。当社の事業において、APACは急成長を遂げる地域の一つであり、パオによる戦略的方針のもと、事業成長のさらなる加速を目指してまいります。
パオは東京を拠点に、オーストラリア、中国、日本、インド、シンガポール、韓国といった主要な市場を始め、香港、インドネシア、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ、ベトナムなどの地域も含めて、事業を統括してまいります。各地域の経営陣と密接に連携をとり、新規事業の立ち上げから、当社の既存の広告主様やパートナー様との関係強化に努めてまいります。
当社エグゼクティブ・バイスプレジデント グローバルセールス部門担当のグレゴリー・ガザーンは、この度の任命にあたり、次のように述べています。「パオは、小売業とアドテック業界において9年以上に渡るリーダーシップの経験があり、APAC、特に日本と中国における事業に確固たる実績を残してきました。APACにおいてCriteoがインターネット上のオープンな広告プラットフォームとして選ばれるよう、当社のビジョンを推進していくことを大いに期待しています。」
パオは、就任に際し、次のように述べています。「APACにおける人工知能の市場は2025年までに13.6億ドルに成長することが見込まれます。この地域でオムニチャネルを利用するお客様の割合は7%にとどまる一方で、売上比率は27%を占めています*1。APAC全体に言えることですが、こうした傾向は、デジタル産業が消費者などエンドユーザーとの関わりを含め、事業のあり方に、いかに影響を及ぼすかによって変化していきます。未開拓の成長ポテンシャルが常に私たちの目の前にあるというわけです。私たちの目標は事業規模に関わらず全ての小売業者やブランドを扱う企業、パブリッシャー(広告を掲載するメディア)の皆様が、それぞれのお客様のニーズを満たせるよう、各事業者が必要とするデータと技術を提供することです。研究開発および効果の高いソリューション開発に集中することが、私たちの果たすべき役割であり、そうすることでCriteoが、この地域で先駆的な新たな発展を遂げていけるものと考えています。アドテック業界で優秀なメンバーと仕事ができることを楽しみにしています。」
パオは、Criteoに入社する以前は、デジタルビデオ・テレビ広告向けのソフトウェアを提供するビデオロジー・グループ(Videology Group)で、APACのマネージング・ディレクターを務めた後、最高収益 兼 執行責任者として新たな収益源の確立、新規および既存顧客に対するサービス提供価値を高めることで事業成長を牽引してまいりました。Videologyに入社する前は、ウィレム-アイダン(Willem-Aidan)で共同創業者兼取締役を務め、エスケルグループ(Esquel Group)ではリテールと直販部門を担当する共同CEOを歴任しました。
Criteoは、2018年度第3四半期の期末時点において、顧客数は、前年同期比11%増の19,000以上となり、顧客維持率は90%に近い水準を維持しました。2018年10月には、成果重視型のアプリ内広告ソリューションを提供するマネージドットコム(Manage.com)買収の最終合意をいたしました。
*1:Criteo, グローバルコマース調査レポート アジア太平洋地域版2018年第3四半期 (2018年11月)