【盛会御礼】 Criteo 20周年記念イベント「Criteo Commerce Connect Japan」

2025年12月16日更新

Criteoでは去る2025年12月3日、クライアント、代理店、パブリッシャーをはじめ、さまざまなパートナー企業の皆さまをお招きし、20周年記念イベント「Criteo Commerce Connect」を開催いたしました。日ごろからCriteoを支えてくださる方々に多数ご来場いただき、Criteoが歩んできた20年と、これから共に創り出す未来について考える貴重な時間を共有することができました。ご来場いただいた皆さまに改めて御礼申し上げます。

本ブログでは、当日の様子をご紹介いたします。

Special Presentation:Criteoの「これまで」と「これから」

Criteo Japan代表 グレース・フロム

Criteo株式会社 日本代表取締役のグレース・フロムが登壇し、これまでCriteoを支えてくださった皆さまへの感謝の言葉を述べ、今回のイベントのテーマとして「共翔」を掲げました。「共翔」には、これまで支えていただいた皆さまと力を合わせ、次の時代のコマースを共に創り上げたいというCriteoの想いが込められています。

Criteo Japan エバンジェリスト 池田 智幸

続く Opening Session では、Criteo Japan エバンジェリストの池田智幸が登壇し、Criteoが20年間でどのように事業を発展させ、日本市場においてパートナーとともに価値を築いてきたのかを振り返りました。また、コマースメディアの拡大や生成AIを活用した広告最適化など、現在進めている具体的な取り組みを紹介し、これからの成長戦略を明確に示しました。
Criteoがこれまで培ってきた技術と知見を基盤に、日本市場における支援体制を一層強化していく姿勢が語られ、会場からも大きな関心が寄せられました。

基調講演:AIとデータが紡いだ20年〜Criteoと創る次のマーケティング〜(アタラ株式会社 CEO 杉原 剛様)

アタラ株式会社 CEO 杉原 剛様

基調講演には、アタラ株式会社 CEO 杉原剛様をお迎えし、Criteoとともに歩んできたデジタル広告の進化、そしてAIが主導する次世代のマーケティングについて講演いただきました。

杉原様はまず、「Criteoの歴史はパフォーマンス広告の歴史そのもの」と述べ、創業当時から同社がAI・データ・オープンインターネットへの強い信念を持ち続けてきたことを紹介されました。

Criteoの進化は大きく次の3つのフェーズに分かれます。2005〜2015年は予測AI・AI基盤構築期として、ダイナミックリターゲティングを生み出す革新的な技術が確立されました。2016〜2022年にはリテールメディアが世界的に拡大し、コマースデータを核としたソリューションが進化。そして2023年以降は、生成AI・入札・クリエイティブを統合した「AIプラットフォーム企業」への転換が進み、新たな広告・コマース体験の基盤が形成されつつあると説明されました。

また、DataPop、Hooklogic、IPONWEBなどの主要買収がもたらした技術的強化についても触れ、特にIPONWEBの買収は「Criteoを真のAIコマース企業へ進化させた決定的な転機」であったと強調されました。

講演後半では、2026年以降に本格化すると予測される「エージェンティック広告」について展望が語られました。検索が「キーワード」から「対話」へと進化するなか、ユーザーの文脈的なニーズに合わせ、AIが広告配信・クリエイティブ・レコメンデーションを統合的に最適化していく未来が描かれました。また、「AI全盛の時代においても、人の適切な介在は不可欠であり、AIと伴走できる次世代の運用者が求められる」と述べ、参加者に強い示唆を与えました。

最後に、「Criteoはオープンインターネットの価値を守りながら、エージェント時代の“Commerce OS”へと進化していく」と締めくくり、次の20年に向けた期待が会場全体に広がる講演となりました。

講演後は、第1部の締めくくりとしてCriteo CTOのディアミド・ギルがビデオメッセージで登壇し、日本のパートナー企業の皆さまへの感謝と、今後も日本市場への投資と支援を続けていく強い意志を伝えました。

カクテル・レセプション~交流が自然と生まれる時間へ

書道家の青柳 美扇さんによるパフォーマンス

続く第2部は、雰囲気をぐっと変えてカジュアルなカクテルレセプションへ。書道家の青柳美扇さんによるパフォーマンスの後、ソフトバンク株式会社 AIプロジェクト推進室 室長の宮澤 弦 様のご発声で乾杯が行われ、会場は一気にリラックスしたムードに。ドリンク片手に談笑する姿や、久々の再会を喜ぶ声があちこちから聞こえ、温かな空気が広がっていきます。

ソフトバンク株式会社 AIプロジェクト推進室 室長 宮澤 弦 様
第2部はカクテルレセプションで盛り上がりました!

レセプション会場には、カジノゲームやマジック、占いブースも登場。気軽に立ち寄れるアクティビティが人気を集め、自然と会話が生まれる場に。楽しさと活気が溶け合う、にぎやかな夜となりました。

大人気だったカジノゲーム
真剣な表情で占いを聴く皆さんも!

第2部の締めくくりには、エンターテインメント企画の結果発表を実施。和やかなムードに包まれたままイベントはフィナーレへと向かい、笑顔と拍手が重なる穏やかなエンディングに。20周年の節目を象徴する、心温まる時間となりました。

20 years and beyond:共に創るコマースの未来へ

今回の20周年イベントは、Criteoが歩んできた軌跡を振り返ると同時に、日本のパートナー企業の皆さまと“これからの未来を共に創る”という強い決意を新たにする場となりました。

ご参加いただいた皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。Criteoはこれからも皆さまとともに、次の20年に向けて新たな価値創造に挑んでまいります。引き続き、Criteoをどうぞよろしくお願いいたします。

ご来場の皆さま、ありがとうございました!