プラットフォーム
大手家電ブランドのサムスンは、ハンガリーのブラックフライデー商戦で、既存のロイヤル顧客への再アプローチに加え、新規顧客の獲得も目指していました。特に、サムスンブランドを認知しているものの、公式ウェブサイトを訪れたことがなく、製品を購入した経験もない、オープンウェブ上の潜在顧客へのリーチが重視されていました。
スマートフォンやテレビなど広く知られているカテゴリーにとどまらず、より幅広い製品群の需要を喚起したいサムスンにとって、こうした層へのリーチは重要でした。
同時に、サムスン・ハンガリーのチームは、事前登録やアプリ限定キャンペーン、ブラックフライデー期間中の施策など複雑な販促スケジュールに対応しながら、収益性を確保する必要がありました。
サムスンは Criteo と連携し、既存の顧客向け GO キャンペーン、カスタムの新規顧客獲得施策、新規顧客向けの GO キャンペーンを組み合わせ、ブラックフライデー期間を通じた一貫性のあるフルファネル戦略を展開しました。
リーチと広告の関連性を最大限に高めるため、サムスンは代理店の Publicis Groupe とともに、5~7種類のクリエイティブセットを用いたショーケース広告を活用しました。製品カテゴリーは、冷蔵庫、モニター、テレビ、スマートフォン、電子レンジ、掃除機など多岐にわたりました。これにより、幅広い製品群を紹介しながら、関心の異なる層に合わせたメッセージを届けることができました。
この戦略では、事前登録クーポンは重要な役割を果たしました。ブラックフライデー前のエンゲージメントを高めただけでなく、キャンペーンのパフォーマンス改善に活用できる貴重なシグナルを提供しました。その結果、新規顧客向け GO キャンペーンは、顧客維持施策と組み合わせることで効果を発揮し、効率性を保ちながら新たなオーディエンスへのリーチ拡大に貢献しました。
このキャンペーンでは、サムスンの標準的な新規顧客獲得施策と比べ、明確な上積み効果が確認されました。コンバージョン率は0.3%から1.55%へ上昇し、投資額をほぼ変えずに、従来施策の5倍超のコンバージョン数を記録しました。
パフォーマンスの向上は、収益の増加にもつながりました。サムスンの ROAS 目標は6.5から7.5へ引き上げられ、キャンペーン活動全体の主要 KPI として設定されました。
さらに、クーポン施策は売上総額の15%に寄与し、メディア施策をサムスンのプロモーションカレンダーと連動させることの有効性を示しました。
サムスンと代理店の Publicis Groupe にとって今回の成果は、 GO キャンペーンが年間で最も重要な商戦期において、効率性と収益性を高め、着実な成長を後押しできることを実証するものでした。