今年もジューンブライドの季節がやってきました。いつもなら今の季節は結婚式ラッシュ。週末ともなると引き出物の紙袋を下げた披露宴帰りの人たちをたくさん見かけていましたよね。でも、今年は残念ながら東京を含む9都道府県は、6月20日まで緊急事態宣言が発令中。コロナ感染のリスクをおそれ、結婚式や披露宴を中止・延期するカップルが多いようです。そんな中、注目を集めているのが、新郎新婦2人だけのウェディングフォト。披露宴で切るはずだったウェディングドレスを着て、専用のスタジオなどでプロのカメラマンに撮影してもらうサービスです。ウェディングフォト人気の背景には、女性たちのどんな願望が隠れているのでしょうか?ウェディング関連事業を手掛けるタメニー株式会社がおこなった調査の結果から見ていきましょう。

タメニーが20~39歳の未婚女性のうち「結婚したい」と回答した女性に「コロナ禍の影響などで結婚式を挙げられない場合、または結婚式を挙げたくない場合でも、ウェディングドレスを着たいかどうか」について聞いたところ、「ウェディングドレスを着たい」(33.3%)、「ドレスも和装もどちらも着たい」(36.0%)という回答を合わせると、ウェディングドレスを着たい人は69.3%にも。人生の晴れ舞台ともいえる結婚式や披露宴は泣く泣くあきらめても、せめてドレスで美しく着飾った自分を記録に残したい・・・という女心が垣間見られる結果となっています。

出典:タメニー株式会社プレスリリース

「結婚式はできなくても写真はとりたい」が78.7%

さらに、前問で「花嫁衣装を着ない・着たいと思わない」と回答しなかった女性529人に対し結婚式を挙げられない、または挙げたくない場合にも「写真撮影をしたいかどうか」と聞いたところ、78.7%が、結婚式がない場合でも記念に「写真撮影をしたい」(「ウェディングドレスを着て写真撮影をしたい」36.1%+「ドレスも和装もどちらも着て写真撮影をしたい」38.4%、「和装の花嫁衣装で写真撮影をしたい」4.2%)と回答しました。

新型コロナウイルス感染症の影響で結婚式や披露宴はできなくなってしまったものの、「せめて結婚の記念に写真だけでも残しておきたい」と考えるカップルは多く、ウェディングドレスや和装を着て写真を撮ることができるフォトウェディングサービスが人気を集めているようです。とりあえず今は写真だけ取っておいて、コロナが落ち着いたら、改めて気の置けない仲間や家族とウェディングパーティーを・・・というスタイルも良いかもしれませんね。

出典:タメニー株式会社プレスリリース

結婚式だけでなく、婚姻そのものも激減

なお、コロナの影響で結婚式だけでなく、婚姻そのものも激減しています。厚生労働省の人口動態統計によると、2020年1~10月の婚姻数は42万4343件で前年同期の48万9301件に比べて13.3%もダウン。11月と12月の数字はまだ出ていませんが、1~10月と同様であれば、2020年は婚姻数が戦後最悪だった1950年(前年比-15%減)に次ぐ下落率を記録することになりそうです。コロナの影響で出会いやデートの機会が減ったこと、「コロナが収まってからにしよう」と結婚を先延ばしにするカップルが増えたことなどが、背景にあると見られています。結婚適齢期世代へのワクチン接種の時期も見えてこない中、コロナによるウェディング産業の受難はもうしばらく続きそうです。

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