93%が「オンラインでプレゼントを買う」と回答。 コロナ禍の年末商戦「5つのトレンド」とは?

更新日 2020年10月07日

新型コロナウイルス感染拡大のパニックで幕を開けた2020年も後半戦。リモート会議やマスク着用が当たり前になり、私たちの生活様式は大きく変わりました。それでも着実に季節は進み、ブラックフライデー(今年は11月27日)まであと2カ月。そう、人々がプレゼントを贈り合い、休暇を楽しむホリデーシーズンがすぐそこに迫っているのです。

とはいえ、今年のホリデーシーズンはいつもの年のように、みんなで集まってパーティや旅行に・・・という過ごし方は難しそう。恒例の年末セールや初売りでデパートやショッピングモールが大混雑・・・という図も残念ながら想像しづらいですよね。

となると、人々は今年のホリデーシーズンの贈り物をどう選び、どこで誰から購入するのでしょうか?その答えを探るべく、

Criteoでは、日本の消費者約1100人を対象としたアンケート調査を実施しました。今回はその結果から見えてきた5つのトレンドをご紹介します。コロナ禍の年末商戦を勝ち抜くためのTipsとしてお役立てください。

1.Eコマース

年末商戦に限らず、これから小売業者が生き残っていくためにはEコマースへの取り組みが欠かせません。今回のCriteoの調査でも、93%が「オンラインでプレゼントを買い、相手に配送してもらう予定」と回答しました。コロナによる外出自粛がきっかけで、世界的にECサイトで買い物をする人口が増えており、日本も例外ではありません。今年、新たにECショッピングを始めた人々が、年末のプレゼントもECサイトで購入するようになることは想像に難くありません。ECサイトを運営している小売業者は、ホリデーシーズンのセールを目当てにウェブサイトなどを閲覧している買い物客に、効果的にアプローチする方法を模索しなければなりません。実店舗がある場合は、オンラインでディスカウントの特典を提供するなど、実店舗に足を運んでもらうメリットもアピールする必要があります。

Criteoで成長ポートフォリオ担当GMを務めるジェフリー・マーティンは、「ブランドセーフティが確保され、コンテキストに即した環境で、購入意欲の高まっている消費者にリーチすれば、広告支出のすべてを売上につなげられるようになるはずです」とコメントしました。

2.ロイヤルティ

Criteoが行った調査では、日本の消費者の63%が、「外出自粛期間中に新たに利用するようになった店舗で、今後も買い物をするだろう」と回答しています。つまり、コロナ禍であっても、商品やサービスに満足さえすれば、今後もその商品やサービスを使い続けたいと考える消費者が多いということです。今こそ、御社のクリエイティブやメッセージをターゲットにあわせて最適化しましょう。そして、ホリデーシーズンのピークに向けて、適切なオファーを発信していくのです。

CriteoでAdOps&クリエイティブサービス担当ディレクターを務めるデニス・ブランコは次のように述べています。

「顧客の立場で考えながら、彼らの共感が得られるようなクリエイティブを作成してください。御社のブランドが顧客の安全確保のためにどのような取り組みを行っているかを、クリエイティブを通じて理解してもらいましょう」。

3.アプリ

同じくCriteoが行った調査では、「パンデミック期間中、少なくとも1個以上のアプリをダウンロードした」と回答した人が全体の34%にも上りました。そして36%が「コンテンツが無料で利用できるなら、アプリ内で広告が表示されてもかまわない」と回答しています。年末のショッピングシーズンは、アプリの新たなユーザーベースを構築し、ユーザーを呼び戻すのに絶好のタイミングです。アプリリターゲティングで高品質なオーディエンスにターゲティングし、アプリを放棄した可能性のあるユーザーとリエンゲージメントを図ってください。

Criteoのモバイルアプリ戦略担当ディレクターのメアリー・ハスブルッグは「アプリマーケターは、シームレスなブランド体験の提供を最優先の課題として捉えるべきです。ダイナミッククリエイティブを用いて、ユーザーに関連性の高いメッセージをあらゆるデバイスにまたがって提示すれば、彼らが求める商品の広告のみを配信できるようになります」と指摘しています。

4.ライフスタイル

今回の調査では、回答者の約54%が「新型コロナウイルスによる危機的状況は、自分のライフスタイルを見直す良い機会だった」と回答しました。また、自宅で過ごす時間や自宅での料理、ガーデニングや在宅ワークなど、「今後も継続したいと思うような発見や再発見があった」との声も多く聞かれました。そして、実際、それらに関連する商品(自宅でのエクササイズアイテム、調理器具、ガーデニング用品など)が今、大きく売り上げを伸ばしています。この傾向は、おそらく年末のギフト選びにも大きく影響を及ぼすでしょう。

Criteo では、消費者の購入履歴をベースに構築された 1,000 を超えるオーディエンスグループにターゲティングすることができます。これらのオーディエンスにターゲティングし、将来的に高い価値をもたらす買い物客とつながりましょう。また、その際にはホリデーシーズンのセールやキャンペーンの促進を効果的に行うために、商品に関するデータドリブンのインサイトを活用するようにしてください。Criteoの製品コマーシャライゼーション担当EVPのセドリック・ヴァンデルヴィンは、

「Criteoを活用して、世界中の消費者から収集した行動データをもとに、彼らのニーズを詳細に反映した顧客プロフィールを構築しましょう。そうすれば、広告によって消費者にもたらされる価値を高めることもできます」と分析しています。

5.旅行

Go To トラベル政策の開始などを追い風に、日本では8月以降、少しずつではありますが国内旅行に回復の兆しがみえてきました。Criteoのアンケートでも67%が「再び旅行できるようになることを楽しみしている」と回答しています。一方、49%は「飛行機や電車の利用は躊躇するだろう」と述べており、海外など遠方への旅行が本格的に再開されるのは2021年以降になってからと見られています。

Criteoで北米の旅行部門責任者を務めるジェイソン・グラスは、「Criteo では、この年末、家族そろっての外出や自宅以外で過ごすイベントを楽しむ人が増えると予想しています。こうした傾向の変化は、ホテルやレンタル用品、アクティビティ、飲食店など、旅行業界にプラスの “年末効果”をもたらすでしょう」と予想しています。

以上、概要をご紹介しましたが、Criteoでは、今回の調査の詳細をリポートにまとめています。ご興味のある方は、ぜひ、こちらから、全文をご欄ください。

また、ホリデーシーズンに向けてキャンペーンを展開したいお客様からのご要望も随時承っております。Criteoまでお気軽にお問い合わせください。認知から検討、コンバージョンにいたるフルファネルソリューション、そしてCriteoならではの優れた広告クリエイティブを駆使して、お客様のビジネスゴール達成をお手伝いいたします。お問い合わせはこちらから。