Ad Tech Kobe 2018参加リポート

広告主、エージェンシー、ソリューションプロバイダー、メディアなど、各ジャンルのマーケターが集う世界でも有数の規模を誇るマーケティングカンファレンス・Ad Tech(アドテック)。日本では東京と関西(大阪、神戸、京都)で、それぞれ年1回開催されています。

Criteoでは、2018年7月4日に開催されたAd Tech神戸に参加、各業界のマーケターの皆様と情報・意見交換をするなどして、有意義な時間を過ごしました。関西の3会場(大阪、神戸、京都)の中でも神戸は世界をリードする外資系企業の若手マーケターが多数登壇することで知られています。今回、Criteoからはセールスマネージャーの中村祐介(写真)がゲストスピーカーとして登壇し、「コマースマーケティングの未来~データを活用したデジタルプロモーションの最適手法」と題して講演を行いました。

講演で中村は、オンラインショッピングの台頭を受け、2017年には全米で6000もの小売業者が廃業に追い込まれたこと、アメリカのEC市場ではGAFAなど巨大企業によるシェアが43%を超え、市場支配がますます進みつつあること、そして買い物客のオムニショッパー化が顕著であり、彼らがショッピングエクスペリエンスに求めるレベルが多様化・高度化していることなどを例に挙げ、コマースマーケティング業界を取り巻く現状を分かりやすく解説しました。

その上で、顧客満足度の高いサービスを提供し、巨大企業に立ち向かうのは一企業の力では難しいことを指摘、月間12億人以上のアクティブユーザのデータを収集するCriteoのオープンなデータプラットフォームにアクセスして、データを共有することの意義を強く訴えました。

続いて、Criteoが2018年にリリースした2つの新しいソリューション、Criteo Audience MatchCriteo Customer Acquisitionを紹介。Criteoの従来の主力ソリューションであるCriteoダイナミックリターゲティングに加え、自社商品を購入したことがない新規顧客にアプローチするCriteo Customer Acquisition、しばらく自社商品を購入していない、いわゆる「休眠顧客」への再アプローチを可能とするCriteo Audience Matchが加わったことにより、Criteoがフルファネルでソリューションを提供できる企業へと進化したことを強調しました。最後には、各ソリューションを採用した企業の成功事例をかいつまんで紹介、会場の皆さんはメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

現在、世界19か国で事業を展開するCriteoは、日本国内では東京だけでなく、2014年から大阪市内にもオフィスを構えており、関西エリアでも多くのお客様にソリューションをご活用いただいています。今後は関西のお客様を対象としてイベントも企画しており、これまで以上に積極的に皆様とのコミュニケーションを図っていく予定です。「リターゲティングのCriteo」から「フルファネル広告プラットフォームのCriteo」へ進化を遂げたCriteoに、どうぞご期待ください!