去る12月8日に開催された株式会社メディックス(2021年 Criteo SILVER 認定パートナー)のオンラインセミナーに、CriteoのChief Industry Strategistの中村祐介が登壇し、「クッキーレス時代に向けた Criteo の現状と今後」と題してプレゼンテーションを行いました。ここでは、その概要をご紹介します。

2021年Criteoのリブランディング~The Future is Wide Open.

冒頭では、Criteo の概要を説明するとともに、2021年に Criteo が行った大規模なリブランディングの概要について説明。これまで Criteo はダイナミックリターゲティングを中心としたパフォーマンス広告をメインにビジネスを展開していましたが、今回のリブランディングを機にファーストパーティデータをベースとしたコマースメディア プラットフォームを目指す方針に転換したことを改めて示しました。

<Criteoの概要>

  • フランスに本社を置くグローバルカンパニー
  • 従業員数2500人(うち技術開発職630人)
  • 全世界に28拠点を設置
  • 100以上の国で事業を展開
  • 日本国内のECサイト売上上位100社のうち85%がCriteoを導入

<Criteoの3つの強み>

① 独自のコマースデータ

40億の商品SKUと数百万の購買ユーザーによる25億ドル/日の売り上げデータを集約。25億人以上のグローバルユーザーの非cookie識別子を照合したIDグラフを保有。

② AIに基づくエンジンアルゴリズム

コマースデータを活用し、適切な見込み客や既存顧客に向けたメッセージング、商品レコメンド、クリエイティブを最適化。

新たなパフォーマンスアルゴリズムや変数を用いたテストを年に20,000回以上実施

③ 大規模かつユニークな配信ネットワーク

大規模小売店のオンサイト在庫とファールとパーティデータへのアクセスが可能。オープンインターネット上の5000社に及ぶパブリッシャーへの優先的なアクセス権も所有。

コマースメディア プラットフォームとは?

続いて中村は、Criteoが目指す「コマースメディア プラットフォーム」について、次のように解説しました。

コマースメディアは、コマースを一つの「メディア」とみなし、コマースデータとインテリジェンスを融合した新たなデジタル広告アプローチのこと。ショッピングジャーニー全体で消費者を的確にターゲティングし、コマースの成果(売上、収益、リード獲得)につなげることを目指します。Eコマースというと「モノを買う」というイメージが強いですが、最近では旅行手配やレストラン予約などサービスの利用目的で使われることも多く、オンライン上の意志決定や消費全般を指すようになっています。つまり、Criteo の持つコマースデータはECサイトだけでなく、実に幅広い業界で活用していただくことができるということです。

Criteo はこのデータを広告主・パブリッシャーの皆様にご利用いただくためのプラットフォーム「コマースメディア プラットフォーム」としての役割を果たすことを目指しており、広告主様にはDSP(Demand Side Platform)として、パブリッシャー様にはSSP(Supply Side Platform)としてご活用いただける体制を整えています。サードパーティ クッキーを必要としないコマースメディア プラットフォームをご活用いただくことで、広告主様・パブリッシャー様・消費者の皆様には、それぞれ次のようなメリットを享受していただくことができます。

  • 広告主様のメリット: ファーストパーティデータを活用して、ショッピングジャーニー全体で効果的な広告の配信ができる。
  • パブリッシャー様のメリット: プライバシーを守りつつ、自社のオーディエンスやインベントリ、データを効果的に収益化することができる。
  • 消費者の皆様のメリット: 高品質なデジタルコンテンツを楽しむことができる。信頼できる広告を通じて、快適な購買体験ができる。

ファーストパーティーメディアネットワークとは?

 続いて中村は、脱クッキー対策としてCriteoが構築を進めているファーストパーティーメディア ネットワークについて、次のように解説しました。

Criteo では、個人情報保護の機運の高まりへの対応にいち早く着手し、特にこの5年間は、ファーストパーティデータを Criteo のマーケティングソリューションに統合することで、世界最大級のコマースデータセットを活性化するコア機能に投資、ファーストパーティメディアネットワークの構築を進めてきました。ファーストパーティメディア ネットワークは、Criteo 独自の識別子を広告主様、パブリッシャー様が保有するファーストパーティID(ハッシュ化したメールアドレスや電話番号など)と関連付けることで、サードパーティクッキーに依存しないデータアセットを作る仕組みのこと。このネットワークを活用することにより、Criteoでは2023年以降のオーディエンスターゲティングについて、次の3つのシナリオを描いています。

  • ユーザーレベルでのターゲティング(2021年7月からテスト開始): クッキーに依存しないファーストパーティメディア ネットワークによりユーザーを特定、最適な広告を配信する
  • コンテキストターゲティング(2021年7月からテスト開始): コンテンツ解析によるターゲティング。閲覧中のページの内容に関連する商品やサービスの広告を配信する
  • 興味・関心レベルでのターゲティング(業界内で検討・協議が進んでいる状況): 同じ興味・関心をもったユーザーをグループ単位でターゲティング。Google では「Google Turtle Dove」というソリューションを開発。Criteo でも対応ソリューションとして「Criteo SPARROW」の開発を進めている。

Criteoのプロダクトポートフォリオ

続いて中村は、2022年以降の Criteo のプロダクトポートフォリオを紹介、多彩なソリューションを提供することでメディアミックスを強化していく方針を示しました。

<Criteoのプロダクトポートフォリオ>

① オーディエンス

ファーストパーティデータを活用した特定のオーディエンスへの配信

② リターゲティング

サイトへの再訪問を促す広告を配信し、売り上げを拡大

③ コンテクスチュアル

クッキーに依存せず、コンテキスト解析にもとづいた広告を配信し、良質な新規ユーザーにリーチし、ページに誘導

④ ビデオ

Criteoのデータを活用し、ブランディングを目的とした動画広告を配信

⑤ オムニチャネル

オフラインデータと興味・関心データとを掛け合わせ、オムニチャネルでの広告効果を最適化

そして、これらのプロダクトの成功事例として、中国の電機メーカーがCriteoのビデオ広告を使って行ったキャンペーンの事例などいくつかの事例を紹介し、Criteoプロダクトの具体的な活用法とその効果について解説しました。

最後に中村は、「Criteo はこれまでリターゲティングを主力にビジネスを進めてきました。これからも、リターゲティングには力を入れていきますが、それに+αでAwarenessやConsiderationといったアッパーファネルも含めたフルファネルで配信ができる各種プロダクトを拡充しています。各プロダクトを組み合わせたキャンペーン展開も考えていますので、ご興味のある方はぜひご相談ください」と述べ、プレゼンテーションを締めくくりました。

Criteoでは今後もメディックス様はじめパートナーの皆様とともに、広告主様・パブリッシャー様のビジネスゴール達成へのサポートに努めてまいります。2022年以降もCriteoにどうぞご期待ください。

メディックス経由でのCriteoプロダクトの導入については、こちらのページに記載の窓口からお問い合わせください。

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