「ストレスを感じている」が8割! 2021年、働く女性のメンタルと行動はどう変わった?

早いもので2021年も残りわずかとなりました。今年も昨年に引き続き、withコロナな生活を余儀なくされた1年でしたが、仕事に家庭に、プライベートに・・・と、何かと忙しい日々を送る働く女性たちにとって、今年はどんな1年だったのでしょうか?インターネット総合ショッピングモールQoo10を運営するeBay Japan合同会社が20代~30代の働く女性を対象に行った調査の結果をまとめた「働く女性の2021年行動白書」から、働く女性たちのメンタルや消費の変化について見ていきましょう。

ストレスの主原因は「思うように外出できないこと」

まず、コロナ禍の生活でストレスを感じていたかどうかを聞いたところ、なんと約8割が「ストレスを感じた」と回答。ストレスを抱えながら、制限の多いコロナ禍の中で働く女性が多いことがわかりました。

出典:eBay Japan合同会社プレスリリース

では、具体的にどんなときにストレスを感じることが多いのかを聞いてみると、最も多かったのが「思うように外出できないとき」(76.4%)、次いで「友人・知人と会えないとき」(52.7%)「イベントが中止になるとき」(38.3%)と続きました。緊急事態宣言の発令による外出自粛、イベントの中止などが相次ぎ、外で過ごす楽しみを奪われたことへのストレスを感じた人が多いようです。その一方で「家族がいる時間が増え、一人になる時間がとれないとき」(10.9%)と答えた人も。確かに、自分だけでなく家族やパートナーが在宅ワークになり、「お互いの存在がストレスで、ケンカが増えた」「食事の用意をするのが面倒だった」という話を、今年はよく耳にするようになりました。

ストレスを感じた人が8割に上った一方で、「2021年の上半期は充実していたと思いますか?」という質問には、50.6% が「充実していた」と回答。「充実していたことは?」に対する回答として最も多かったのは「趣味」(30%)、次いで「仕事」(19.8%)、育児(12.3%)と続きました。美容(8.3%)や勉強(7.5%)など自己投資に時間を使った人も少なくなかったようです。リモートワークの導入や外出自粛でおうち時間が増える中、ワークライフバランスを見直して趣味や自分磨きに積極的に取り組み、ストレスの多い日々を前向きに過ごした女性が多いことが伺えます。

約5割が「ネットショッピングの利用頻度が増えた」と回答

続いて、働く女性たちの消費について見ていきましょう。同調査で2021年の上半期を終えて、自分にご褒美を買う予定があるかどうかを聞いたところ、22.6%、つまり5人に1人が「自分にご褒美を買う予定だ」と回答しました。ご褒美の予算は平均3万870円。具体的に何を買う予定か聞いたところ、1位「洋服」(40.7%)、2位「美容アイテム(コスメ・スキンケアなど)」(25.7%)、3位「アクセサリー」(20.4%)という結果に。衣類や化粧品を買いたいと考えている人が多いことが分かりました。

また、「コロナで浪費をしてしまった経験はあるか」を聞いたところ、42%が「ある」と回答。「コロナでいろいろ我慢してるから、ちょっとくらいいいよね」と、自分を甘やかしてしまった・・・という女性が多いのかもしれませんね!

ネットショッピングの利用頻度も増えており、「コロナ禍2年目になってからネットショッピング使う頻度が増えた」と回答した人は全体の48.6%にのぼっています。「ネットショッピングを利用した方が良い」と考える理由については、「購入したものを持って帰る手間が省けるから」(88.0%)が最多。次いで「手頃な価格で手に入りやすいから」(48.9%)、「複数の店舗を周る手間が省けるから」(39.7%)という回答が続きました。外出自粛を機に日用品のネットショッピングを始めてその便利さを認識、感染拡大が比較的落ち着いた今も継続して利用している人が多いようです。

5人に1人が収入減。「貯蓄ゼロ」も1割強

とはいえ、コロナ禍が続く中、働く女性たちの経済状況は必ずしも良好というわけでもなさそうです。同調査で、コロナ禍2年目の今年、1年目とくらべて収入に増減があったかどうかを聞いたところ、5人に1人にあたる約21.2%が「収入が減った」と回答。現在の貯蓄額については「600万円以上」が最も多く(20.6%)、昨年より「貯蓄が増えた」という人が約30%いたものの、その一方で「貯蓄はない」(11.2%)、「10万円未満」(7.6%)という人も・・・。

出典:eBay Japan合同会社プレスリリース

また、全体の約8割が「現在節約をしている」と回答。具体的な節約方法としては「キャッシュレスにしてポイントを貯める」、「できるだけポイントが貯まる日に買い物をする」、「ネットバンキングなどを利用して手数料がかからないよう気を配っている」などが挙げられました。

来年こそやりたいイベント1位は「旅行」、2位は?

では、ストレスフルな2021年を前向きな気持ちで乗り切った女性たちは、来るべき2022年をどんなふうに過ごしたいと思っているのでしょうか?

同調査で「2022年に一番充実させたいこと」について聞いたところ、最も多かったのは「趣味」(21.6%)、次いで「恋愛」(16.2%)、「貯蓄」(10.4%)という結果に。また、「来年こそやりたいイベント」については、「旅行」が63.2%と過半数を占め、次いで「花火大会・お祭り」(42.4%)、「花見」(32.2%)と続きました。遠出してリフレッシュしたいと思っている人、友人と集まって楽しむ賑やかな時間を恋しく思っている人が多いことがわかります。

忙しい日々を送りながら、仕事に趣味に、自分磨きにと前向きに頑張る働く女性たち。2022年はコロナのストレスから解放され、もっと自由に楽しく、自分らしく過ごせる日が1日も早くやってきますように!

出典:eBay Japan合同会社「働く女性の行動白書2021」