コマースマーケティングのテクノロジー企業である、CRITEO 株式会社(本社:フランス、NASDAQ: CRTO、以下 Criteo)は、2017 年第 4 四半期のグローバル・コマース調査の分析結果を発表しました。
このレポートは、消費者のすべてのデバイスとブラウジング環境での活動、行動、嗜好を分析したものです。 その結果、消費者の間でアプリへでの購買活動が急速に定着しはじめていることや、「モバイルファースト」の考 え方が強まっていることが明らかになりました。
Criteo のジョナサン・オプダイク CSO(最高戦略責任者)は次のように述べています。「スマートフォンの利 用が急増するにつれ、アプリの普及とモバイルを使ったブラウジングは、オムニチャネルにおいて注目に値するショ ッピングのトレンドとなりました。私たちの最新の調査レポートによれば、ショッピングアプリがモバイル端末で高い コンバージョン率と売上を牽引していることのほか、オムニチャネルの顧客が最も高い生涯価値を生んでいること が明らかになっています。小売業者とブランドは、これらのトレンドを活用してマーケティング活動を最適化し、買 い物客と効果的に結びつくことにより、コマース売上の最大化を図ることができるでしょう。」
■調査結果のハイライト
昨今のユーザは多様なブラウジング環境を使いこなしており、アプリを含め、モバイルを活用した購買行動が加 速しています。
小売業の中でモバイル売上(アプリを除く)のシェアが最も高い業界は健康/美容・ファッション/ラグジュ アリー
2017 年第 4 四半期における EC サイトの売上のうち、業界別モバイル売上シェア(アプリを除く)は、健 康/美容が 68%で最も高く、このほかファッション/ラグジュアリーが 61%、家庭用品が 59%、量販店が 50%、スポーツ製品が 41%でした。
<アプリがもたらすチャンス>
北東アジアにおいて、2017 年第 4 四半期の E コマース取引におけるデバイス環境の比率は、モバイルウェ ブが 27%、アプリが 52%、PC が 21%でした。また、モバイル E コマースにおけるアプリの比率は 66%で、 モバイルウェブは 34%の結果となりました。
デバイスをまたいでデータを統合すれば、ユーザが購入に至るプロセスを把握できる
日本における PC 経由の購入の 23%が、取引前にモバイルで閲覧、検討されていることが明らかになりまし た。
調査手法
グローバル・コマース・レポートは、2017 年第 4 四半期中に 80 以上の国の 5,000 以上の小売業者からの個 人閲覧と購買データの分析結果に基づきます。グローバルコマースレポートの詳細については https://www.criteo.com/jp/insights/global-commerce-review-q4-2017-japan-jp/ をご覧く ださい。