コマース・マーケティングのテクノロジー企業であるCRITEO株式会社(クリテオ、本社:フランス、日本取締役社長:グレース・フロム、以下Criteo)は本日、オンライン上のユーザの行動履歴データを機械学習で分析し、最も関心を示す可能性が高いと予測された見込み客を、効率的に新規獲得できるソリューションCriteo Customer Acquisition(クリテオ・カスタマー・アクイジション、以下Customer Acquisition)のベータ版を7月1日から提供開始することを発表しました。
「2017年 日本の広告費[1]」によれば、全広告費に占めるインターネット広告費の構成比は23.6%の1兆5,094億円にのぼり、うちディスプレイ広告は約4割占めています。ディスプレイ広告を含む運用型広告や動画広告が日本国内での広告市場の成長を牽引するトレンドが続いています。スマートフォンやタブレット、ノートPCなど複数のモバイルデバイスを利用することが一般的となった今日では、膨大なユーザの行動データをデバイスをまたいでリアルタイムに分析し、パーソナライズされたディスプレイ広告を届けることが、より高い価値をもたらす新規ユーザの獲得につながることが明らかになってきています。
Criteoが今回日本で提供を開始するCustomer Acquisitionは、Criteoの月間12億に及ぶオンラインユーザのデータベースの中から、膨大な購買履歴や行動データを機械学習で分析し、最も広告主の製品に興味を持ちそうなユーザを精密にターゲティングし、さらに個々のターゲットが最も高い関心を示す製品を予測して表示することで、新規見込み客を効率的に自社ECサイトに訪問させることができます。
この新ソリューションを、株式会社ニッセンが日本国内で初めて導入し、6月よりキャンペーンを開始しました。
Customer Acquisitionは、以下3つの特徴を持っています。
「新規顧客の獲得は、あらゆる広告主が優先課題として認識している重要なトピックのひとつであり、CriteoがCustomer Acquisitionを通じてそれを支援できることを嬉しく思います。今日のデジタルマーケティングにおいて重要なのは、ある商品単体の購入による広告費の回収だけで満足するのではなく、生涯価値の高い顧客との絆をいかに作り上げていくかだと思います。そのためには、顧客が商品やサービスをどのように認知し、関心を持ち、購入に至るかというプロセスを可視化し、改善することにとどまらず、1回だけの購入プロセスではなく、何度も購入してもらえるためのプロセスまで考え、全てのステージで継続的にコミュニケーションを図る必要があります。その全てのステージにおいて、Customer Acquisionをはじめ、現在展開している複数のソリューションで、広告主のマーケティング活動をワンストップで支えられるということが、Criteoがご提供できる最大の価値であると自負しております」とCriteo 北アジア地域最高責任者 兼 日本取締役社長のグレース・フロムは述べています。
[1] 電通2017年2月23日