ブランド認知度を上げ、顧客を魅了し続けるための3つの方法

どの企業にも、ビジネスの成長が思わしくない時期はあります。こうした時期は、売上促進のためのキャンペーンを積極的に実施したいという衝動に駆られるかもしれません。それはすべての買い物客に効果的なやり方とは言えません。

たとえば、注文数を増やすためのキャンペーンを実施したとしましょう。この場合、すでに御社のブランドを知っている顧客の購入率はいくらか向上するかもしれませんが、

御社の存在を知らない消費者への効果は期待できません。彼らは御社の商品を検討する可能性すらないのです。

売上促進に向けたキャンペーンは、ショッピングジャーニーの終盤にいる顧客には非常に効果的ですが、新規顧客獲得にはほとんど効果はありません。彼らに御社を知ってもらい、御社の商品・サービスを検討してもらうには、ショッピングジャーニーの各段階に適したアプローチが必要となります。その最初のステップとなるのが、「認知度の向上」です。

このブログでは、新規顧客を獲得するためのシンプルな方法を3つご紹介します。いずれも大がかりな投資なしで実践できるものです。

認知度向上戦略を立てるには?

世界最大手のブランドは、アウェアネスキャンペーンを有効に活用して、新規顧客や休眠中の顧客の興味・関心を巧みに喚起しています。つまり、美しいイメージや広告塔となる著名人を活用したテレビコマーシャル、広告板、ビデオ、およびデジタル広告を活用し、ブランドイメージの構築を図っているのです。

しかし、アウェアネスキャンペーンが必要なのは、こういった大企業に限ったことではありません。新規顧客を獲得し、既存顧客の興味・関心を維持するためには、ブランドの規模にかかわらず、ブランドアウェアネスの向上に優先的に取り組む必要があります。

要するに、商品を売り込む前に、まずブランドそのものを売り込む必要があるということです。

アウェアネス戦略を改善(または新たに策定)するには?ブランド認知度向上のためのクイックガイド:「新規顧客に効果的にアピールする3つの方法」をダウンロードしてお読みください。以下はこのガイドのサマリーです。

1.ブランドの理念・価値観を確立しよう

米国の買い物客1,000人を対象に行った「購入理由(Why We Buy)」に関する調査では、半数以上が「ブランドの価値観を考慮した上で、商品の購入を決める」と回答しました。さらに回答者の6人に1人が、「ブランドの価値観が自身の価値観と一致しなくなったため、以前よく利用していたブランドの利用をやめたことがある」と回答しています。

すべてのブランドに「ミッション」が必要できることを何でも少しずつやってみるというのは、必ずしも良い考えではありません。御社が最も重視するミッションを掲げ、実践しましょう。すべてをミッションにするのではなく、1つに絞ってそれに注力してください。

2.最適な顧客がいる場所でアピールしよう

私たちが行った調査では、ブランドは様々なチャネルで発見されていることが明らかになりました。では、アウェアネス戦略を注力すべき場所はどこなのでしょうか?

データベースの中から高価値な顧客、つまり購入額が高い顧客やリピート購入してくれる顧客、最もロイヤルティが高いと思われる顧客を探し出しましょう。彼らの特徴を踏まえて、御社にとって最も理想的な顧客像を確立してください。あとは、彼らをターゲティングできるチャネルに的を絞ってキャンペーンを展開すればいいだけです。

これが「全ユーザをターゲットにするアプローチ」と「ビジネスの成長に繋がる特定の顧客のみにフォーカスするアプローチ」の違いです。

3.ブランドアドボケイトを発掘する

Nielsenが行った「Global Trust in Advertising(広告の信用度に関するグローバル調査)」で、消費者の92%は広告よりも友人やパートナーからの推薦を信用していることが明らかになりました。

認知度を上げるペイドメディア戦略に口コミが加われば、消費者に御社のブランドを見つけたり、思い出したりしてもらうための完璧なシナリオができあがります。

ソーシャルメディアのおかげで、自身のフォロワーに御社のブランドを推薦してくれる人々を簡単にみつけることができます。彼らとつながり、本人に許可をとってから口コミを「お客様の声」として活用しましょう。

今回ご紹介した情報についてさらに詳しく知りたい方は、Criteoのブランド認知度向上のためのクイックガイドをお読みください。