5つのキーワードで読み解く、 2020年デジタルマーケティングトレンド

2020年02月26日

常にさまざまな変化の波にさらされているデジタルマーケティング業界。今年2020年はどんな変化が起きようとしているのでしょうか?今年のトレンドを読み解く5つのキーワードを紹介します。

1. 音声広告

ここ数年、音声認識の分野ではイノベーションが進み、次々に新たな技術が生まれています。それに伴って、広告のトレンドも大きく代わりつつあり、スマートスピーカーを通じた音声広告の市場が拡大しています。Artefact UK がイギリス人の成人2,000人を対象に行った調査では、AmazonのAlexaやGoogle echoといった家庭用スマートスピーカーの所有者の約6割が、過去にスマートスピーカー経由の音声広告を聞いて商品を購入したと答えています。男性が「Alexa,キッチンペーパー注文して」とAlexaに頼んでいる、あのテレビコマーシャルの世界が、まさに一般家庭でも日常になりつつあるのです。今後、スピーカーは消費者の興味・関心に関する豊富なデータを活用して、消費者がこれまでに買ったことのある商品の追加購入を促すだけでなく、それに関連する他の商品やサービスを提案することもできるようになるでしょう。例えば以前、あるミュージシャンのCDを購入した人に、そのミュージシャンの新作を勧める広告がスマートスピーカーから聞こえてくる・・・そんな日が近々やってくるかもしれません。

2. AIを活用したコピーやメッセージの自動作成

今やマーケティングのあらゆる場面で活用されているAIですが、最近ではAIでコピーを最適化するサービスが話題を呼んでいます。たとえば、NY発のスタートアップ企業Persadoは、AIを駆使して特定の言語に対する消費者の反応を分析し、「クリックしたくなる」メッセージやコピーを自動作成することによってコンバージョン率の向上を図るサービスを提供、話題を集めています。もちろん、自動作成されるコピーやメッセージは消費者層や、ブランド、媒体(メディア)の種類によってカスタマイズされるので、ブランドイメージを損なったり、的はずれな層に広告を配信してしまったりするリスクも避けることができます。このほか、AIを使ってターゲットを絞り込んだメールを配信する企業も出てきています。有名なコピーライターのコピーは「感動」や「共感」を生むかもしれませんが、必ずしもコンバージョンに直結するとは限りません。その意味では人間のコピーライターをしのぐコピーライティングが、AIによって作成される日も近いようです。

3. コミュニティマーケティング

企業やブランドから消費者に一方的に商品やサービスの販促を行うだけのマーケティングは、もはやかつてほどの効果を生まなくなっています。その代わりに存在感をましているのが、コミュニティマーケティングです。コミュニティマーケティングとは、一言でいうと、自社の商品やサービス、ブランドのファンを中心に据えて行うマーケティング施策です。コミュニティマーケティングの第1歩は、オンラインもしくはオフラインでファンが集い、情報交換や交流ができる場をつくること。その場に参加することによって企業やブランドにさらなる愛着を持ってもらうこと、SNSなどで情報発信してもらうことができます。さらに、ファン同士のやり取りを分析することによって、商品の改良や新商品の開発につなげられるケースも珍しくありません。ただし、コミュニティマーケティングはただ単にファンの交流の場を作れば成功するというものではありませんし、企業側が商品やサービスを売り込む場にしてしまっては全く意味がありません。ファンが何を求めてコミュニティに参加しているのかを徹底的に考え、そのニーズを満たす場としてコミュニティを運営することが欠かせません。

4. 動画

デジタルマーケティングにおいて、動画はもはや無視できないほど重要な役割を果たすようになっています。すでに、買い物客のオンライン滞在時間のうち、3分の1もの時間が動画の視聴に費やされていることがわかっていますし、動画を見た後は購買意欲が増し、コンバージョン率が上がることを示す調査結果も報告されています。そのため、今では使用するデバイスを問わず、動画コンテンツの消費は増加の一途を辿り、コンテンツ数も前年比で+40%を記録。シスコシステムズのレポートでは、2年以内にインターネットのトラフィックの80%は動画関連のコンテンツが占めることになるだろうと予測されています。日本では2020年に動画の商用利用が本格的に始まるとされているため、動画の活用はますます広がっていくとみられています。Criteoではすでに動画を活用したリターゲティングソリューションの提供を初めており、多くのお客様にご好評をいただいています。動画リターゲティングの基本的な考え方は従来のリターゲティングと同じで、動画リターゲティングの場合は、静的な広告やダイナミックバナーを表示する代わりに動画コンテンツの開始前に動画広告を表示することになります。

※Criteoの動画リターゲティングについて知りたい方は、こちらのEブックをご覧ください。

5. アカウントベースドマーケティング

ABM(Account Based Marketing)とは、明確に定義した見込み顧客にリソースを集中させることによって、ROIの向上を実現させようとするマーケティング施策のこと。たとえば以前から多くの企業が顧客に配信しているメルマガは、年々開封率が下がっています、つまり、年々マーケティング効果が低下しているということです。その原因として指摘されているのが、メールで送られるメッセージが多くの場合、画一的でパーソナライズされていないこと。メールを受け取る顧客の性別や年齢、居住地や購買履歴などはそれぞれ異なることを考えると、画一的な内容のメッセージをメールで一斉配信しても、受け取り手に「どうせ自分に関係のないメッセージしか書かれていないだろう」と思われても仕方のないことかもしれません。メールを送るのなら、顧客一人ひとりの属性や嗜好、購買履歴をしっかり分析した上で、その結果に見合う内容のメッセージを送信しなくては意味がありません。より快適な顧客体験を求める消費者が増え続けている今の時代、メールに限らず、顧客とのあらゆる接点で、よりパーソナライズされたアプローチが必要になります。そこで注目されているのが、アカウントベースマーケティングです。すでにAmazonなどの小売大手が、見込み顧客の購買行動を分析し、表示する広告などのコンテンツを最適化するアカウントベースマーケティングを本格的に展開しています。

以上、2020年のデジタルマーケティングを成功させるためのヒントとなるキーワードを5つご紹介しました。もちろん、この5つ以外にもさまざまなトレンドが生まれ、デジタルマーケティングを取り巻く環境は変化し続けるはずです。すべてのトレンドを取り入れる必要はありませんが、自社のビジネスに有効なものを見極めるためにも、常にアンテナをはっておきたいものです。Criteoでは、ブログや公式ホームページ、facebookなどで常に国内外のトレンドについて情報発信を行っています。ぜひ、チェックしてみてください。

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