2018年のトレンドを先取り! Vol.4 データコラボレーションが必要不可欠に

更新日 2020年07月30日

Criteoは、独自のネットワークを駆使し、コマースマーケティング業界の変化をいち早くキャッチ。2018年の注目トレンドを先取りして、皆様にお届けします。

ウォールド・ガーデンを開け!

4つめのトレンドは、データコラボレーションの必要性がますます高まっていくことです。

背景にあるのは、AmazonやFacebookといった大手IT企業による顧客データの囲い込み、いわゆるウォールド・ガーデンの動きが加速していることにあります。ウォールド・ガーデンが進めば進むほど、ブランドや小売業者は顧客データを手に入れにくくなるため、ウォールド・ガーデンは、今、ブランドや小売業者にとって大きな懸念事項になっているのです。

そこでウォールド・ガーデンへの対応策として、注目を集めているのが、企業間・業者間のデータ共有によるコラボレーション(データコラボレーション)です。すでにブランドや小売業者の5分の3がデータコラボレーションを行っており、個人情報を特定できない形で膨大な顧客データを蓄積し、顧客とのエンゲージメントを築くために活用しています。

代替可能なエコシステムの構築を

競争力や革新性を維持するために、小売業者やブランドは今後もデータ資産を互いに共有しながら、コンテンツを顧客に寄り添う形でパーソナライズすることによって、顧客とのよりよい関係を構築していくでしょう。

2017年にマーケティング担当役員を対象に行った調査では、約72%がデータ共有によるコラボレーションは「売り上げの増加につながる」と回答、65%が「利益の増加につながる」、56%が「顧客満足度の向上に寄与する」と回答しています。