Criteo担当者に聞く! 「リテールメディア」の波に乗り遅れてはいけない理由(4)

Criteoの日本におけるリテールメディア事業の担当部長を務める神武秀一郎が、Criteoのリテールメディア戦略について解説するシリーズ、第4回はCriteoのリテールメディアソリューションのデマンドソーシングとUIについて詳しくご説明します。

4つの方法でデマンドソーシングを実現

―せっかくリテールメディアを導入しても、広告枠が埋まらないことには意味がありません。小売業者は、どのようにしてリテールメディアにブランド側のデマンドを集めてくることができるのでしょうか?

神武:Criteoリテールメディアプラットフォーム上では、以下の4つの方法でブランドのデマンドを集められるようになっています。

① 小売業者が直接デマンドを集める

小売業者自身が営業活動を展開して、自社ECサイトの広告枠をブランドに直接販売する方法

② マーケットプレース・セラーのセルフサービスデマンド

マーケットプレースの店子を広告主にする方法

③ Criteoが販売した大手ブランドや広告代理店からのデマンド

Criteoがブランドや広告代理店に営業をしてデマンドを集めてくる方法

④ APIパートナー

APUパートナーを介して、Criteoではカバーしきれていないブランドのデマンドを集めてくる方法

ユーザーの特性に応じて使い分けられるUI

―実際の運用ではUIの利便性も重要です。Criteoリテールメディアプラットフォームのインターフェイスはどうなっていますか?

神武:大きくわけて2つのインターフェイスをご用意しています。

1つめは、プライベートマーケット用ホワイトレーベルUI。これはマーケットプレースのセラーや広告を直売したい小売業者向けのUIで、ホワイトレーベルUIを利用している小売業者のオンライト広告枠にのみ配信が可能です。これを使うことによって、ECサイトのロゴやカラーなどブランディング要素を直接UIに取り入れることができます。また、事前にクリック単価などをパッケージで設定しておくと自動的に広告が配信されるので、広告配信に不慣れな小売業者の皆様にも簡単にご活用いただくことができます。もちろん、ターゲティングやプレースメントも小売業者様サイドで自由に設定することが可能です。

また、広告主に公開する機能やレポート指標の決定も可能。広告主アカウントの作成をコントロールし、既存のポータルサイトからのシングルサインを可能にします。

2つめは、CRITEO DSP。これはすでにメディアバイイングに慣れている広告代理店や大手ブランド向けのUIで、複数の小売業者のオンサイト広告枠に配信することができます。多彩な機能を掲載しているので、細かく広告のパフォーマンスを見たり、キャンペーンの内容や対象を詳細に設定したりすることも可能です。

なお、この2つのUIは広告配信の方法が少し異なります。まず、プライベートマーケット用ホワイトレーベルUIは、特定の小売業者のECサイトにしか広告配信できない仕組みになっています。一方、Criteo DSPでは、例えばCostcoやTargetといったグローバルな大手小売業者を横断して予算を設定して広告配信し、パフォーマンスを見られるようになっています。このUIでは、例えば「ECサイトAは広告効果が高いけど、ECサイトBはイマイチ・・・」といった分析ができるので、自分たちで予算配分の判断がしやすく、ポートフォリオが組みやすくなります。なお、スポンサード広告を配信する場合は、ユニファイドオークションという形式を取ります。これにより、すべての広告主が同時にインベントリを競うことができるようになるため、小売業者は収益の最大化、ブランドは規模の拡大を実現することができます。つまり、ホワイトレーベルUIを使っているブランド、CRITEO DSPを使っている代理店、APIパートナーを活用しているブランド、それぞれのデマンドを競わせてオークションを開催することができ、小売業者は広告費をより効率的に獲得できるようになるとうわけです。これは、小売業者にとって、大変大きなメリットだと言えるでしょう。なお、オークションに参加させたくないブランドを小売業者側がコントロールして排除することも可能です。

―APIパートナーからのデマンドアクセスについて、もう少し詳しく教えてください。

神武:はい。まずは、次の図をご覧ください。

これは、CriteoのAPIパートナーのUIです。これをAPIパートナーと連携しているブランドに提供することによって、TargetやAmazon以外に、Criteoへの広告配信もできるようになります。つまり、Criteo内で完結するだけでなく、Criteoの外側にいる代理店さんがデマンドを集めてきて、それをAPIパートナーのUIから配信するとCriteoのリテールメディアにも広告が配信できる仕組みが整っているということです。

なお、現状、ご用意しているデマンドソーシング手法は4つですが、近い将来、もう1つ新たなデマンド収集方法を追加でご提供できるよう、目下、準備を進めています。こちらについては、具体的な内容がフィックスし次第、共有させていただきます。

次回は、Criteoリテールメディアの成功のカギを握る「レポーティング機能」について解説します。

Criteo担当者に聞く!

「リテールメディア」の波に乗り遅れてはいけない理由(5)に続く