2兆円超!日本を救う「ネコノミクス」とは

猫の飼育数は増加傾向続く。新規飼育者はコロナ禍前の24%増

今、日本は空前の猫ブーム。SNSには猫の写真や動画の投稿が溢れ、猫がいる島や神社が観光スポットに。2022年2月22日は「1000年に1度のスーパー猫の日」と、幅広い業界で猫をモチーフにした商品や関連サービスが売り出されて、大いに盛り上がりを見せました。

自宅で猫を飼う人も増えていて、一般社団法人日本ペットフード協会の調査によると、2021年に日本国内で飼育されている猫の数は2013年以降増え続けており、2021年は前年比6%増の約894万6000頭でした。コロナ禍を機に新たに猫を飼い始める人も増えていて、コロナ前に比べて24%も増加しています。

猫を飼い始めた理由を聞いたところ、「過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから」(28.8%)、「生活に癒し・安らぎがほしかったから」(27.4%)、「生活を充実させたいから」(11.2%)などが上位にランクイン。そして、実際に猫を飼って1年以内の人に、猫を飼い始めたことによる効果を聞いたところ、「毎日の生活が楽しくなった」(42%)、「心穏やかに過ごせる日が増えた」(34%)、「寂しさを感じることが減った」(32%)などと猫との暮らしから良い影響を受けている人が多いことがわかります。また、猫を飼っている人にとっての「生活に喜びを与えてくれる存在」は、「家族」や「健康」「趣味」などを抜いて、「ペット」が1位に!猫が、飼い主の生活にいかに大きな影響を与えているか、よくわかる結果となりました。

当然ながら、猫の飼育にはお金がかかります。最近では市販のキャットフードやおやつを購入して与える飼い主がほとんどで、その購入費用などで猫1匹の生涯費用は153万5678円に上ると言われています(平均寿命15歳で試算)。

猫を飼わない人も巻き込むネコノミクス

もちろん、猫にお金を使う人は猫の飼育者だけではありません。飼っていないけど猫が好き・・・という人ももちろん多数存在していて、猫関連の消費をしています。そういった猫好きをターゲットにした猫グッズや写真集、イベント、猫をテーマにしたバスツアー、猫カフェなどが続々と登場し、猫関連市場は拡大を続けています。関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算では、2022年の猫の経済効果・通称「ネコノミクス」は1兆9690億円(内訳:キャットフード・医療費が約9082億円。猫グッズが約20億円、猫目的の旅行が約14億円など)。東京マラソンの経済効果が約280億円であることを考えると、猫の経済効果がいかに大きいかがわかりますよね。

ネコノミクスの盛況ぶりを受けて、新たに猫関連事業に参入する企業も増えています。消臭剤で知られるエステーもその1つ。社内に新ブランド「エステーペット」を立ち上げ、2022年2月22日(スーパー猫の日)に猫用トイレなど3品を発売しました。

猫関連の情報、どこで集める?

このように次々と猫関連の商品やサービスが登場する中、飼い主や猫好きの皆さんは、どこで猫関連の情報を得ているのでしょうか?日本ペットフード協会が行った調査で「ペットに関するインターネットでの情報検索」について聞いたところ、次のような結果となりました。

  1. 位 ニュースサイト(37.5%)
  2. 位 ペットフードメーカーのホームページ(27.0%)
  3. 位 獣医師会のサイト(21.8%)
  4. 位 SNS(14.9%)
  5. 位 政府系のサイト(13.5%)

ペット関連の情報を検索するのに、最もよく使われているのは、意外なことにニュースサイトでした。ニュースサイトで猫の記事を見つけて読んだり、猫をキーワードに設定して、関連記事がアップされたらアラートが知らせてくれるように設定している飼い主さんも多いのかもしれません。裏を返すと、当たり前のことですが、猫関連の記事を読みに来るのは猫に興味がある人が多いということです。これは猫に限ったことではなく、釣りに関する記事は釣りが好きな人に多く読まれ、園芸の記事は当然ながら園芸好きな人に読まれます。つまり、記事の内容に関連性の高い広告を表示すれば、かなり高い確率で商品やサービスのターゲットとする層に、リーチできるということになります。いわば、猫の専門雑誌に猫用アイテムの広告を出すイメージです。

これに着目して開発されたのが、Criteoのコンテクスチュアル広告です。

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