イタリアに本社を構える世界有数の靴底とフットウェアのメーカー「Vibram」は、高品質なコンパウンド製品や、ミニマリストに人気の「FiveFingers」(裸足ランニング用シューズ)などで知られるグローバル企業です。同社は米国やヨーロッパからアジア太平洋地域に至るまで幅広い地域でビジネスを展開していますが、Criteoと2017年の初頭からパートナーシップを締結して以来、オンライン販売による収益を順調に向上し続けています。
そのVibramが2018年の目標に掲げているのは、Vibramの商品に関心を持ちそうな買物客を自社サイトに呼び込むことによって、ブランドアウェアネスの向上を図り、彼らを新規顧客として獲得すること。この目標を達成するため、Vibramは、より広範なオーディエンスにリーチしてサイトトラフィックを増やし、新規顧客や休眠中のユーザーからの収益獲得を目指すプロスペクティング戦略の一環として、Criteo Customer Acquisitionの導入を決定しました。
Criteoのコマースマーケティングエコシステムは、世界中のオンラインショッピング利用者の約72%をカバーしています。この優れたシステムを利用すれば、小売業者やブランドは自社の商品・サービスに関心をもちそうな買物客を特定し、彼らに的を絞ってアプローチすることができます。実際、Criteo Customer Acquisitionの独自の機能を利用して自社のブランドプレゼンスを向上させたVibramは、オーディエンスへのリーチを21倍も増加させることに成功。さらに、インプレッションは32%増加し、広告のクリックを通じてVibramのサイトを再訪した買物客は19%も増加しました。
また、買物客1人ひとりのショッピングパターンや商品に対する興味・関心、購入意欲をもとに、潜在顧客を識別・ターゲティングするCriteo Customer Acquisitionがもたらした売上は、売上全体の11%を占めるまでになりました。
さらに、Criteoの機械学習テクノロジー、独自のショッパースコアリング、さらに既存顧客から新規顧客を区別する機能(買物客にフォーカスするCriteoアイデンティティグラフ)を通じて、顧客化できる可能性の高い買物客を発見・ターゲティングし、総売上を13%増加させることにも成功しています。
Criteo Customer Acquisitionの仕組み
- エンゲージメントを最大化:世界中のオンライン買い物客の74%をカバーするデータプールの集約された購入・閲覧データを分析し、自社の商品を購入する可能性が極めて高い買い物客のみに絞ってターゲティングすることが可能です。
- 各ユーザーに独自のスコアを適用:買い物客にフォーカスするCriteoアイデンティティグラフによって、デバイスやブラウザ、アプリ にまたがり既存顧客から新規顧客を厳密に区別し、購入に至る可 能性が最も高い買物客にスコアを適用します。
- ユーザー中心のパーソナライズされた商品レコメンドを提示:プロスペクティングキャンペーン全体で、Criteoの実績ある商品レコメンド機能と機械学習テクノロジーを詳細レベルで活用します。
- CPCのパフォーマンスベースのプロスペクティングソリューション:Criteo Customer Acquisitionを利用したキャンペーンでは、関連性の高い買い物客とエンゲージした場合にのみ課金されるため、ROIの最大化を期待できます。
- 優れたキャンペーンパフォーマンス:買い物客への広範なリーチ、継続的な顧客理解、大規模なパーソナライゼーション、さらにパブリッシャーへの卓越したリーチ力のもとに、優れたキャンペーンパフォーマンスを実現します。
結果
- 13%:売上増加
- ~21x:オーディエンスへのリーチ
- 32%:インプレッションの増加
- 19%:クリック数の増加
「弊社の売上増加に、Criteoのソリューションは大きく貢献してくれました。ショッピングジャーニーやショッピングパターンを把握する機能で、Criteoの右に出るものはありません。自社のマーケティングミックスにCriteo Customer Acquisitionを組み込んだことで、2018年の目標達成に向け、素晴らしいスタートを切ることができました。今年の目標はオーディエンスへのリーチとブランドアウェアネスの向上だったのですが、現時点ですでにオーディエンスへのリーチを20倍以上も増加させることに成功しています。収益にも良い影響が出始めており、売上全体の11%はCriteo Customer Acquisitionによってもたらされたものです」
– Vibram Corporation、北米担当シニア・Eコマース&デジタルマネージャー、Michael O’Brien氏