ソーシャルリターゲティングキャンペーンを活用して売上を向上させた3つの小売業者

更新日 2020年07月30日

Facebookのアクティブユーザ数は現在、20億7,000万人にも上っています。これは自社のリターゲティング戦略に、ソーシャルメディアを活用したリターゲティングキャンペーンを組み込むことが、かつてないほど重要になっていることを意味します。非常に多くの時間をFacebook内のエコシステム(FacebookとInstagram)の中で過ごしているユーザに、自社の商品やサービスを第一候補として選んでもらうためには、ソーシャルチャネル上で優れた広告体験を提供し続けることが極めて重要です。特に、自社サイトのショッピングカートを放棄してしまっているユーザに対してキャンペーンを行う場合は、なおさらです。

Criteoダイナミックリターゲティングを活用すれば、SNSを使ったリターゲティングキャンペーンを計画して、商品を購入する可能性が最も高い買物客をターゲティングし、リエンゲージメントを図ることができます。しかも、各広告が買物客1人ひとりに合わせてパーソナライズされて表示されるため、Facebook上の雑多なコンテンツの中でも、自社の広告を際立たせることが可能。結果として、売り上げの大幅UPも十分に期待できます。実際、Facebookのリターゲティングキャンペーンにダイナミックリターゲティングを導入した結果、平均16%の売上増加に成功した広告主の例もあります。

ここでは、優れたソーシャルリターゲティングキャンペーンを計画して、大きな成功を収めた3つの小売業者のサクセスストーリーをご紹介します。

(参考記事:リターゲティングとは何なのか?リターゲティングが機能する仕組み) 

La Redoute

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Criteoは、顧客のショッピングジャーニーを把握する卓越した能力を持っています。当社がこれまで実施してきたCriteoキャンペーンに、今回新たにFacebookダイナミック広告を追加したところ、CTRは2倍、コンバージョン率にいたっては3倍にまで上昇しました。さらに新規顧客の獲得にフォーカスした大胆な戦略との相乗効果を活かして、新規顧客のコンバージョン率を10%以上、売上は20%以上の増加を実現することができました。

Mattheiu Coilliot, Director of Marketing – La Redoute

フランスでファッション&生活用品の小売を手掛ける「La Redoute」は、以前より導入していたCriteoソリューションを使ったキャンペーンをさらに拡充したいと考え、従来のCriteoダイナミックリターゲティングのキャンペーンにFacebookダイナミックプロダクト広告を新たに追加しました。Criteoダイナミックリターゲティングは、数千に及ぶパブリッシャーとデバイスを横断して買物客1人ひとりのショッピングジャーニーを評価し、彼らの購買意欲を分析。その上で、Criteoエンジンが最適にパーソナライズされた広告を予測してFacebook上に表示、セールスコンバージョンの最大化を図ります。これら一連のプロセスは、リアルタイムで行われます。

こうして、新たにFacebookダイナミック広告を採用したことが功を奏し、La Redouteは従来の約半分の販売コストでコンバージョン率を10%以上増加させることに成功しました。CriteoとFacebookダイナミック広告との緊密な連携と、ショッピングジャーニーを横断して購買意欲を把握する機能のもと、同社は各顧客がコンバージョンする可能性が最も高くなるタイミングで彼らにリーチし、彼らがまだ見たことのない新しい商品との出会いを促すことによって、売り上げを28%も増加させただけでなく、受注1件当たりのコストを10%減少させることにも成功しました。

Vedia

スイスのオンライン小売業者TOP30に名を連ねる「Vedia」は、Criteoとは2014年からパートナーシップを締結しており、高度にパーソナライズされたメッセージを配信して顧客へのリーチを拡大してきました。同社ではこのたび、マーケティングの支出を増やすことなしに、新たなチャネルで売上をさらに拡大したいと考え、従来のキャンペーンにFacebookダイナミックプロダクト広告を導入することを決めました。

まず、VediaはCriteoダイナミックリターゲティングを活用して、Facebookダイナミック広告キャンペーンを強化。Criteoのプログラマティックテクノロジーを使ってFacebook上の潜在顧客へのリーチを拡大さし、キャンペーン全体で15%の売上増に成功しました。Facebookとの緊密な統合性、そしてCriteoの1万6,000にも及ぶ大規模なダイレクトパブリッシャーパートナーネットワークをフル活用して買物客のショッピングジャーニーを評価、リーチを拡大させた結果、キャンペーンのCPOを約20%、COSを7%削減することにも成功しました。

Soft Surroundings 

セールスピッチに矛盾しないパフォーマンスを長く提供し続けられたのは、Criteoだけでした。

Jennifer L. Rector, Ecommerce Analyst at Soft Surroundings

女性向け商品の小売を手掛ける「Soft Surroundings」は、売上の停滞と既存のパフォーマンスマーケティングキャンペーンの行き詰まりに直面していました。この状況を打開するために、同社はCriteoとパートナーシップを締結。オンライン売上全体の向上に向けて、ディスプレイ広告とSNSを使ったリターゲティングキャンペーンを拡大することを決断しました。そこでCriteoは、ホリデーシーズン用にCriteoダイナミックプロダクト広告とFacebookのキャンペーンを組み合わせ、日々の入札を管理しながら同社のキャンペーンをフルに最適化できるようにしました。

Criteoはキャンペーンの管理にも積極的に関わり、同社のチャネルミックスの拡大をサポートしました。これによって、トラフィック量が大幅に上昇、SNS上でポジティブなインタラクションを生み出すことに成功。その結果、2015年の第4四半期には、Facebookダイナミックプロダクト広告によってポストクリックセールスを20%、サイトへのトラフィックを210%、そしてオンライン売上を775%も増加することに成功したのです。

SNSの強みを活かしたマーケティングを

ソーシャルメディアを活用したリターゲティングを戦略的に行えば、すでにエンゲージメントを構築している買い物客、あるいは構築できる可能性が高いのになかなか購入に踏み出さない買物客とのリエンゲージメントを促すことによって、売上の増加を大きく促進できる可能性があります。

ソーシャルリターゲティングでは、自社のサイトを離反して別のサイトを閲覧している買い物客に、かつて興味を持った自社商品を再び提示することによって、彼らに再びアプローチします。その際、魅力的なプロモーションを提示できれば、買い物客はすぐにもあなたのサイトを再訪して商品やサービスを購入したいと思うかもしれません。

広告のパーソナライゼーション機能は、単に的確な内容のメッセージを配信するだけでなく、それを適切なチャネルでタイムリーに配信することを可能にします。先ほど紹介した3社のサクセスストーリーからもわかる通り、高度にパーソナライズされたダイナミッククリエイティブによる、SNS上のアクティブユーザへのアプローチは、まさに「勝利の方程式」です。これを実践することによって、売上の向上のみならず、高いブランドロイヤルティの醸成にも大きく貢献できるようになるはずです。

リターゲティングについてさらに詳しく知りたい方は、リターゲティング101:Eコマースマーケティングへのガイドをダウンロードしてご覧ください。