いわゆるメガバンクと呼ばれる3銀行(三菱UFJ銀行やみずほ銀行、三井住友銀行)が、相次いでインターネットバンキングでの振込手数料を2021年秋以降に値下げすることを発表しました。

出典:三菱UFJ銀行ニュースリリース

このうち、メガバンクで最初に振込手数料値下げを発表した三菱UFJ銀行のネットバンキングの場合、現状では自行への振込手数料は無料ですが、他行に振り込む場合は振込手数料がかかり、振込金額が3万円未満の場合は220円、3万円以上の場合は330円を利用者が負担する仕組みになっています。2021年10月1日からは、それぞれ66円、110円引き下げて、3万円未満の場合は手数料を156円、3万円以上の場合は220円に値下げされることになりました。同行ではネットバンキングだけでなく、実店舗の窓口やATMでの振込手数料、法人向けの振込手数料もそれぞれ同額引き下げることとしています。今回の値下げは、「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」で銀行をまたいだ送金手数料が2021年10月から一律62円に値下げされることに対応したもので、同銀行で個人向けの振込手数料が一律で引き下げられるのは、2006年の発足以来、初めてのことです。

三井住友銀行も、同行のネットバンキングの「SMBCダイレクト」の振込手数料を2022年1月17日から下記の表のとおり改定し、3万円未満の振込で165円、3万円以上の振り込みで330円とすること、窓口やATMでの振込手数料、法人向け手数料についても2021年11月1日~、3万円未満は55円、3万円以上は110円、引き下げることを発表しました。

出典: 三井住友銀行ニュースリリース(2021年7月9日)

また、SMBCダイレクトは7月5日に大幅リニューアル。11月にはこれまで利用できなかった日曜夜間(21時~翌7時)を含めて、残高照会や入出金明細閲覧、振込予約が24時間365日利用可能になるなど、様々なサービスの向上が予定されています。

このほか、みずほ銀行やGMOあおぞら銀行など複数の銀行が相次いで手数料値下げを発表。メガバンクを始めとした金融機関が相次いで手数料値下げやサービス改善に取り組んでいる背景には、無料で利用者間の送受金ができるキャッシュレス決済システム(PayPayなど)や手数料が安いネット専用銀行の台頭への懸念があると見られており、今後は同様の動きが全国に波及していくものとみられています。しかし、逆に手数料の値下げは、加盟店舗に売上金を振り込む際に手数料を負担していたキャッシュレス事業者の追い風になる点も指摘されているほか、メガバンクからの振り込み手数料収入が大きな収入源となっていた地方銀行の収益減も懸念されており、今後、金融業界に大きな影響を与えていくことになりそうです。

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