Full Funnel ✕ Full Device ~ 連載:Criteoの進化 Vol.4

アドプラットフォームへの進化:リタゲからフルファネルへ

Criteoは創業以来、主にリターゲティング広告の分野で目覚ましい成果を上げ、グローバルにビジネスを展開してきました。よって、「Criteoと言えば、リタゲ」と認識されている方も多いかと思います。しかし、この10年の間にデジタル広告を取り巻く環境は大きく変わり、リターゲティングのみでは広告主の皆様の多様なニーズに対応することができない状況となっています。

そこでCriteoでは、「オープンインターネット」の概念を掲げて、「リタゲからフルファネルのアドプラットフォームy」へと改革を開始、認知から検討、購買までをカバーするフルファネルソリューションプロバイダーへ変貌を遂げつつあります。

ここで、改めて現在Criteoが提供しているファネル別ソリューションを簡単に紹介しておきましょう。

1)Criteo Dynamic Retargeting(KPI:来訪ユーザーのコンバージョン最大化)

我々が提供するダイナミックリターゲティングでは、自動生成によってパーソナライズされた広告をウェブ、モバイル、アプリおよびソーシャルなどあらゆるデバイスとチャネルをターゲットとして配信し、適切なタイミングで適切なユーザーに対して、適切な商品をレコメンドすることで、購買につなげていきます。また配信エンジンもKPIに合わせて、CPAだけでなく、ROAS目標を設定したり、目標値を設定するだけで全自動で最適化してくれるエンジンなど、様々なエンジンを用意しています。

2)Criteo Audience Match(KPI:特定のターゲットユーザーからのコンバージョン最大化)

Criteo Audience Match(CAM)は、お客様(広告主)の保有する1stパーティデータを、匿名性が担保されたハッシュ化したデータとして我々のプラットフォームに連携していただくことで、Criteo Shopper Graph上でマッチしたユーザーに対して配信を行うことができるソリューションです。このソリューションを活用いただくことで、例えば休眠ユーザーの再来訪やオフラインの店舗でしか購入経験のないユーザーへのオンライン購入の促進、既存ユーザーへの新商品クロスセル、季節に合わせたキャンペーン訴求など、広告主の狙いたいターゲットに合わせてキャンペーンをカスタマイズすることができます。

3)Criteo Customer Acquisition(KPI:新規ユーザーからのコンバージョン最大化)

Criteo Customer Acquisition(CCA)は、これまで来訪ユーザーへのリーチを前提としてソリューションを提供してきた我々が、初めてサイト未来訪者=新規ユーザーへのアプローチを目的とした新しいソリューションです。CCAは、これまで我々が培ってきたAIエンジンとCriteo Shopper Graphを活用して、最もお客様(広告主)の商品に興味を持ちそうなユーザーを精密に分析し、さらに個々のターゲットが最も高い関心を示す商品を予測・表示することで、コンバージョンに繋がる可能性の高い新規見込客を効率的にお客様のECサイトへ誘導します。

4)Web Consideration(KPI:広告主の商品への関心が高い新規ユーザートラフィックの増加)

Web Considerationも、CCA同様に新規ユーザーへのアプローチを前提としていますが、より検討段階のユーザーのサイト訪問を促し、興味関心を高めることを目的としています。お客様の商品に関心を持る見込の高いユーザーに対して、検索、比較、別ブランドの検討といった、サイトトラフィックに繋がる可能性の高いタイミングでリーチすることを可能にするソリューションです。類似オーディエンス(既存ユーザーに類似した新しいオーディエンス)、コマースオーディエンス(Criteo が保有する1stパーティデータから、800種類のカテゴリーとブランドへの興味関心、性別や購買力において選べる見込客)、カスタムオーディエンス(離脱ユーザー)の3つのオーディエンスグループから多様かつ複合的なオーディエンスを設定し、検討層のユーザーへリーチします。

5)App Install(KPI:アプリインストールの促進)

2019年の後半から、Criteoではアプリインストール領域にも力を入れています。アプリ領域においても、これまで我々が培ってきたAIエンジンとクリエイティブの強みを活かし、目標CPIに向けた自動最適化やアプリインストール専用のクリエイティブフォーマットによって、クリエイティブ自動生成による最適化を実現しています。

2020年には、リターゲティング以外の新規ソリューションにおいても、Criteoの業務提携先パートナーであるYahoo!JAPANへの広告配信を開始。Criteoが誇るAIエンジンとYahoo!JAPANの良質な広告在庫を掛け合わせることによって、お客様がターゲットにしたい顧客層やKPIに応じて選べるファネル別のソリューションを提供し、お客様へのサポートをこれまで以上に強化することができるようになりました。

これまでのリターゲティングプロダクトだけではないフルファネルでも高いパフォーマンスを発揮するCriteoの新しいソリューションを、ぜひ御社のビジネスゴールの達成にお役立てください。