新規顧客の獲得と既存顧客の維持に、オールウェイズオンのマーケティング戦略が不可欠な理由

現在のデジタル環境では、買い物客はファネルを一方向にしか進まないわけではなく、購入が終わったらショッピングジャーニーも終わるというわけでもありません。言わば無限ループのようなもので、購入した後は次の新しいショッピングジャーニーに突入し、別の商品の閲覧しながら次の購入が促されるといったサイクルを繰り返します。

マーケターは「オールウェイズオン」のマーケティングアプローチを導入することで、ショッピングジャーニー全体で買い物客とエンゲージする方法を最適化することができます。つまり、マーケターの皆さんが長期間継続してビジネスの成功を収めるには、短期的な目標達成のための広告配信やキャンペーンではなく、継続的な顧客成長戦略を採用することが欠かせないということです。

顧客成長戦略にオールウェイズオンのアプローチを取り入れる方法はいくつかあります。いくつか具体的な方法を見ていきましょう。

オールウェイズオンの新規顧客獲得(カスタマーアクイジション) 

マーケターは自社のビジネスと関連性の高い新規顧客を継続的に取り込むことに焦点を当てた、オールウェイズオンの新規顧客獲得チャネルに予算を投入することができます。オールウェイズオンの新規顧客獲得アプローチを導入すれば、ショッピングシーズンのピーク期だけでなく、年間を通じて新規顧客を獲得できるようになります。

オールウェイズオンの新規顧客獲得アプローチを始める方法の1つは、既存の「お得意様」と似た特性を持つ買い物客と常にエンゲージできる、継続的な類似モデリングを使ったデジタルキャンペーンの活用です。

Criteoの類似性モデリングを用いることで、購入頻度が高い顧客、ロイヤルティクラブの登録メンバー、購入総額が高いユーザーといった、高価値な既存顧客の最新リストをマーケター間で共有することができます。Criteoはこのリストをもとに、共通する特徴を持ち、購入につながる可能性の高い新規顧客を繰り返し特定し、ターゲティングを実施します。

オールウェイズオンの顧客維持(リテンション) 

新規顧客を獲得して商品の初回購入を促すことができたら、次はリピーターへの転換に焦点を当てた、オールウェイズオンの顧客維持チャネルに予算を投入します。結果として、オールウェイズオンの顧客維持アプローチが功を奏し、既存顧客のリピート購入を促しつつ、顧客生涯価値(CLV)を向上させることも可能です。

オールウェイズオンの顧客維持チャネルに関心のあるマーケターには、既存顧客を対象にしたメッセージを差別化しつつリターゲティングに予算を投入する戦略をおすすめします。この手法には、既存顧客を特定のグループに分類し、さらに的を絞るという継続的なセグメント化も含まれており、以下の条件に基づいてセグメント化されます。

  • 好みのショッピング方法(例:ウェブサイト、アプリ、実店舗)
  • 購入行動(例:頻度、季節ごとの傾向、購入単価の高さ)
  • ウェブサイト/アプリのイベント(例:訪問したサイトのドメイン、特定のブランドや商品カテゴリーの閲覧、特定の価格帯でのイベント)
  • 買い物客サイドのイベント(例:カートに追加したアイテム、閲覧した商品)

こういった高粒度なセグメント化をもとに、さまざまなオーディエンスにテスト・学習を行うメッセージを作成すれば、1人ひとりに固有のメッセージングとパーソナライズされた広告体験を提供できるようになります。

新規顧客の獲得から既存顧客の維持へ:データのパワーをあらゆる場面で発揮  

これらの戦術すべてに不可欠で、オールウェイズオンのマーケティングでカギを握るのが、高品質なコマースデータです。データがあれば、マーケターは絶えず変化する顧客の行動を深く理解しながら、関連性の高い顧客のアクイジション&リテンション戦略を継続的に最適化できるようになります。

オールウェイズオンの戦術を新たに取り入れるにあたって、マーケターの皆さんには、顧客理解の深化を可能にする360℃ID対応済みのソリューションを選択する必要があります。Criteoのファーストパーティ・メディアネットワークを活用すれば、1日7億2,500万人ものアクティブな買い物客の閲覧・購入行動を捉えたインサイトと、購入意欲に関する120以上のシグナルをもとに、適切なタイミングに適切なメッセージで顧客にエンゲージすることが可能です。

オールウェイズオンの実践 

オールウェイズオン戦略キャンペーンの実際の成功事例をご紹介します。

コスメ専門デパートのSephoraは、Criteoのサポートにより、あらゆるタッチポイントで顧客1人ひとりにパーソナライズされた体験を生み出すオールウェイズオンの顧客成長キャンペーンを展開しました。Sephoraがこのキャンペーンで目指したのは、新規顧客の獲得と既存顧客の維持を、一過性の取り組みで終わらすことなく、長期的に持続していくことでした。

顧客のショッピングジャーニー全体にわたって、オールウェイズオンの新規顧客獲得および既存顧客維持に特化したCriteoのソリューションスイートを活用したところ、キャンペーンは最終的にROIが725%も向上するという、驚くべき成果を上げました。

日を追うごとに価値が拡大 

データドリブンのアクイジション&リテンション戦略にオールウェイズオンのアプローチを適用することで、マーケターは長期的にビジネスの拡大を継続させていくことが可能です。Criteoは、オープンインターネット上で最大規模のコマースデータセットを活かし、クラス最高のAIを駆使しながらマーケターが継続的に「お得意様」とエンゲージできるようサポートします。

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