上昇トレンドに変化、Criteo市場トレンドレポート2022年4月~6月

更新日 2022年05月31日

新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向に転じ、さまざまな規制や制限が解除されつつある日本。特にGW以降は観光地や繁華街にもグッと人出が戻ってきたように感じられます。この2年間、すっかり定着していた「ニューノーマル」な暮らしぶりがコロナ前に近い形に戻ることで、消費にはどのような変化がみられているのでしょうか?

今回のブログでは、Criteoによるトレンド予測「Criteoトレンドレポート2022年4月~6月」から、トレンドに変化がみられたカテゴリーをピックアップしてご紹介します。夏に向けたマーケティング戦略策定の参考資料としてお役立てください。

傘・雨具/2021年は閲覧回数400~600%増

毎年、梅雨の時期に閲覧回数が上昇する傘・雨具。コロナ禍にあった2021年でさえ、梅雨を前にした5月~6月には傘や雨具の閲覧回数は400~600%増を記録。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置期間が終了した今年は、通勤やレジャーでの外出機会が大幅に増えることが予想されており、昨年以上に傘・雨具の閲覧数の増加が期待できそうです。

アウトドアグッズ/引き続き好調の見込み大

例年、夏を前に盛り上がりを見せる「アウトドアグッズ」。特にここ数年はコロナ禍の影響もあり、密を避けたレジャーとしても人気が高まっています。特にキャンプは従来の家族向けのレジャーとしてだけでなく、「ソロキャンプ」や「グランピング」など、楽しみ方も多様化しており、おしゃれなアイテムにこだわる人も増加。さらなる市場拡大が期待されています。

航空券/昨年比大幅増、夏休みにも期待大

移動制限があった昨年に比べ、今年は旅行需要が回復。航空券の売れ行きも大きく伸びています。特に今年は早期に予約を完了する傾向がみられ、旅行への意気込みの高さを伺うことができます。GWには2年ぶりにハワイ旅行のツアーが再開されるなど、海外旅行需要も回復しつつあり、夏休みにはさらなる伸びが期待されています。

レンタカー/夏休みの予約は6月から増加

一方、昨年に比べて低調傾向がみられたのは、子供用品です。例年、「こどもの日」が近づくと、五月人形や鯉のぼりなどの閲覧・販売が増加しますが、今年は販売については昨年並みの増加がみられたものの、閲覧回数については増加がみられませんでした。新しい生活方式の定着や少子化の影響によるものなのか、明確な原因はわかりませんが、この傾向が続くようであれば単価の引き上げ等の対策が必要となってくるでしょう。

このほか、Criteoでは「ペット用品」、「飲料」、「園芸用品」など、幅広いカテゴリーにおいてトレンド分析を行っています。

詳細にご興味のある方は、ぜひCriteoまでお気軽にお問合せください

また、Criteoでは、2万2,000社に及ぶ広告主のパートナーから収集したデータと、Criteoショッパーグラフの数十億件のトランザクションを継続的に分析、インタラクティブダッシュボードで常時紹介しています。コロナ禍による様々な規制や制限から解放され、久しぶりに自由に行動できる今年の夏は、幅広い業界にとって大きな商機となる可能が大。Criteoのデータを、御社のマーケティング戦略にぜひお役立てください。